トンボは一般的にメス一頭で一生に3000から5000個の卵を産みます。
卵は孵化するまでに食べられたり、都合の悪い場所に流されたりするので、 孵化できるのは数%です。 3000 → 300 ![]() 孵化して出てきた幼虫も、 捕食されたり事故死したりで 羽化できるのはまたそのうちの数%です。 300 → 30 羽化した成虫も、 成熟して産卵できるようになるのは またそのうちの数%です。 30 → 2 その結果、メスオス各1頭が生き残っていれば、また次の世代が生まれます。 つまり、今みているこのトンボは、 自然界では数千分の一の割合の生き残りで、 次の世代も同じ数の固体数を維持できるのです。 ところが、今トンボの飛び回っている池や田んぼが埋め立てられると そこでは、次の世代がゼロになります。 水質が悪化したり、コンクリートで護岸されてしまったりすれば、 個体数は激減します。 参照文献:「トンボのすべて」トンボ出版 今ここにいるトンボが、たくさんの試練を経て飛んでいる かけがえのないひとつの生命であることがわかります。 トンボの保護は環境保護。 ホタルの保護も環境保護。 すべての生き物の保護は環境保護から始まるのだと思います。 食物連鎖の頂点にその文明を経て君臨する人類は、 環境を簡単に壊すこともできる。 けれど、地球規模で巻き起こっている破壊されていく環境に危機を感じ、 守れるのも、また人類だけなのではないのかなと そんなふうに思います。 人間もまたその環境のなかでこそ生きている同じ生命なのだから。 by tutinokai | 2005-06-26 15:50 | いのちの環
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