ジュズダマ、ズズコ、トウムギ、ヨブの涙...

ジュズダマ(数珠玉) イネ科 ジュズダマ属
別名/ズズコ(数珠子)、トウムギ(唐麦)、タマズシ、スズコ... 
古名/ツシダマ
調べれば、調べたぶんだけ、たくさんの名前がありました。
各々の此処で、その植物に関わる人びとがその名前をつけました。

d0021152_22182831.jpg*「ジュズダマ」解体新書*
イネ科の多年草。
花期 8月〜11月。
高さ80〜150cm。
田の畦や川岸などに生える。
実の色は、灰色、茶色、黒など。
光沢がある硬い骨質の実(種子)。
熱帯アジア原産。
日本には、古い時代に、
稲の伝播とともに食用作物として
渡来し、各地で帰化した。
栽培変種にハトムギがある。

名前は、果実を包んでいる苞鞘(ほうしょう)が堅く、
数珠(じゅず)に似ていることから。
学名は、Coix lacryma-jobi(ラテン語/コイクス・ラクリマヨビ)=ヨブの涙
英名は、「Job's tears」
ヨブ記(聖書に登場する苦難のお人、ヨブ)16章20節に、
「私のために執り成す方、私の友、神を仰いで私の目は涙を流す」
とあり、そこから付けられた名前だといわれる。

雌雄同株で、初秋に小穂をつける。
上部の葉鞘(ようしょう)から柄が伸びて穂状花序を1〜6個生じ、
雌性花穂は卵形をした長さ0.8〜1cmの苞の中に、
雄性花穂は苞を貫いて先端につく。
葉はトウモロコシに似て互生し、長さ30〜60cm、
幅1.5〜4cm、葉形は狭長被針形。葉の先端は尖鋭頭。
縁がざらついている。葉の下部は鞘となって茎を包む。

↑専門的な文章を読み解くと、よりジュズダマがみえてきます...
葉の形、葉先、葉身、葉縁、葉脈...
♪もともと特別なオンリーワン の、
ジュズダマの個性がみえてきました。

難しいことはここまで。
ジュズダマといえば、
実をとって糸を通して、数珠のようにつないだ子ども頃の記憶。
腕輪や首かざり。お手玉あそび。女の子には、はにかむよな記憶です。

ジュズダマは他に、薬効もありました。
その根は、漢方で、川穀根(せんこくこん)といい、
種子は、生薬のよく苡仁(よくいにん)の代用にします。
成分にコイクセラノイドが含まれ、腫瘍抑制作用があるされる。
煎じていただく。
健胃、解熱、利尿、解毒の効果があり、
慢性胃腸病、潰瘍、下痢、リウマチ、神経痛、肩こり等に効くとされる。

昔から、人びとに親しまれてきたジュズダマ。
痛みを和らげる民間薬。
植物と人との関係。...奥深い。
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by tutinokai | 2005-11-03 14:17 | 田んぼの植物
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