冬の田に、
はらはらと風に吹かれて 降りたった 紅葉がひと葉。 その葉の紅に心ひかれて ふと、 田のまわりを見上げれば... ここは谷戸の田。木々に囲まれた里山(谷戸)。 緩やかな棚田になっています。 田の両脇に湧き水からの小川が流れ、田にひかれています。 ン十年前、ここはまだ公園になる前で、 長く休耕田だったそう。当時の減反政策もあるのでしょう。 (子どもの頃の私の探検場所でもありました) こつこつと開墾をされ、多くの人々の手によって、 今の谷戸の風景があります。 この4番田んぼの小川の向こうには、 このモミジの木があったり、ウメの木があったりします。 きっと、鍬をふるって田んぼの作業をして、 腰をおこしたときに視界に入る、ご褒美の木です。 「ああ、きれいだな」って。 他にはきっと、田んぼや小川、湿地を好む木々が在るのだと思います。 昔、田んぼの近くにはハンノキを植えたのだそうです。 ハンノキのまっすぐ伸びる特性を利用して、 秋の稲刈りのあと、ハンノキに竹を渡して稲架(はざ)とするために。 ここにもハンノキありました♪ 田んぼからみつめる、その木々と人との関係や、 こうやって田んぼに降りたった紅葉のひと葉から なぜここに在るのかを思いを巡らせるのも、面白い。 そしてこの紅葉のひと葉も、 やがては朽ちて田んぼのひとつになっていきます。
by tutinokai
| 2005-12-04 14:47
| いのちの環
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