紅葉(もみじ)のひと葉

d0021152_2271737.jpg冬の田に、
はらはらと風に吹かれて
降りたった
紅葉がひと葉。

その葉の紅に心ひかれて
ふと、
田のまわりを見上げれば...


ここは谷戸の田。木々に囲まれた里山(谷戸)。
緩やかな棚田になっています。
田の両脇に湧き水からの小川が流れ、田にひかれています。

ン十年前、ここはまだ公園になる前で、
長く休耕田だったそう。当時の減反政策もあるのでしょう。
(子どもの頃の私の探検場所でもありました)

こつこつと開墾をされ、多くの人々の手によって、
今の谷戸の風景があります。
この4番田んぼの小川の向こうには、
このモミジの木があったり、ウメの木があったりします。
きっと、鍬をふるって田んぼの作業をして、
腰をおこしたときに視界に入る、ご褒美の木です。
「ああ、きれいだな」って。

他にはきっと、田んぼや小川、湿地を好む木々が在るのだと思います。
昔、田んぼの近くにはハンノキを植えたのだそうです。
ハンノキのまっすぐ伸びる特性を利用して、
秋の稲刈りのあと、ハンノキに竹を渡して稲架(はざ)とするために。
ここにもハンノキありました♪

田んぼからみつめる、その木々と人との関係や、
こうやって田んぼに降りたった紅葉のひと葉から
なぜここに在るのかを思いを巡らせるのも、面白い。
そしてこの紅葉のひと葉も、
やがては朽ちて田んぼのひとつになっていきます。
[PR]
by tutinokai | 2005-12-04 14:47 | いのちの環
<< ワラからの物語 冬のしたく >>