9月のとんぼ 下

秋深まってゆく9月の下旬 田んぼは水抜きの途中
赤とんぼは、恋の季節 

d0021152_1333690.jpg田んぼの空を飛び交い、
「おつながり」と呼ばれる
交尾をし、卵を産む。

乾いた田んぼを卵で過ごし、
来年の春、田んぼに水が入る頃
卵から孵りヤゴになります。

数千分の一のいのちが、
次の、いのちを育む瞬間。
「自然のバランス」
土の会white 2005.6


「おつながり」について。
アキアカネは、水に尾をつけて産む「連結打水産卵」、
ナツアカネは、空から産み落とす「連結打空産卵」という違いがある。
羽の模様がなく、ちょんちょん尾を水につけて産んでいる様子から、
この赤とんぼは、「アキアカネ」と思われます。



d0021152_134439.jpgこちらの赤トンボは〜、
はっきりした羽の模様、あり!
あとは胸の模様で見分けるのだけど、
同定しづらい写真ですが...
(大きい写真で確認すると
胸の紋が3本平行にありました)

d0021152_1342047.jpgその渋〜い色具合から、
「ノシメトンボ」の♂と思われます。
ノシメトンボの♂は、赤茶色。
♀は、黄色と黒のトラもようです。

d0021152_13747.jpg
こちらはトンボの王様、「オニヤンマ」♂。
おとなりの田んぼにいました。
オニヤンマは特徴がはっきりしていて
大きいのですぐにわかります。
迫力のその風貌。まさに「鬼ヤンマ」。

d0021152_1373815.jpgオニヤンマは、
大きな体をぶら下げるようにして止まる。
ひとつの田んぼに1頭いるかいないかです。
オニヤンマのオスは、
縄張りパトロールしている
(他のオスを追い出す)のも、
他のトンボに比べて、
田んぼでみる頭数が少ない理由かもしれません。

オニヤンマは、ヤゴからトンボになるまでに複数年(3〜5年)かかります。
この一頭は、数千分の一のいのち。
長い時間を経て、オニヤンマが飛ぶ空が、ずっと変わらずにあるように。
田んぼは稲を育てるだけでなく、たくさんの命を育んでいます。
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by tutinokai | 2006-09-28 13:50 | 田んぼの生物
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