お茶碗いっぱいの尊さ

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春、
一株4本植えで植えた苗は、

夏、
白い可憐な花を咲かせ、
実を結び

秋、
一株あたり15穂くらいになりました。
数えてみると、1穂あたり平均96粒くらいです。

脱穀をおえた籾は、12キロずつ袋詰め。総量34キロ。
今年は日照不足もあり、やはりかなりの減収です。d0021152_17374664.jpg
126㎡の4番田んぼからの恵み。
米俵はんぶん。

土の会の場合、収量からいうと約990束ほど。
なので、一株あたり15穂位として、
990×15で、14850穂。
1穂あたり、約100粒
(けっこうおまけ数字ですが)としたら、
1485000粒のお米粒。150万粒のお米。

d0021152_1739289.jpg精米をしたら、籾殻がとれ、糠がとれ、
6割位の重さになります。
20キロくらいですね。ん〜。

ちなみに、
お茶碗一杯(これは餅米だけど)は、
約2000粒。
すると、お茶碗750杯分のお米。
一日2食お米を食べるとして、
一人で一年分のお米の量。
四人家族としたら3ヶ月分位でしょうか
(少食の家族の場合です)。
※(基準として現代人は、一年に60キロ(一俵)食べると言われています。
 そんなに食べていないような気がしますが...)

昔の単位では、「一坪」は一人が一日に食べるお米がとれる面積。
一日三食三合計算(昔の人は今の2.5倍のお米を食べた!)。
ちなみに、昔より現代の方が3倍以上収量が良いそうです。
d0021152_1754864.jpgひとりの日本人が、
お米を生きてゆく糧として食べていけるためには、
どのくらいの土地が必要であるのか。
4番田んぼでは、一人分も大変だな、
ということがわかります。

1億人以上の人が住むニッポン。
日本の食料自給率。お米は100%です。
(他全体の日本の食料自給率は40%。)
田んぼの風景はどんどん少なくなっているけれど、
食の志向、お米離れも相まってか、
お米は、まだ自給率100%で、頑張っているといえます。

毎日食べている食料のほとんどを外国からの輸入に頼り、
しかも、輸入した食料の1/3をそのまま食べ残し=捨てているという現実。
多くの国で、日本のために食糧が作られている。
その作っている人は、安い賃金でその地主に雇われ、重労働をしている。
その人たちの多くの人たちはその作物を食べることはできない。

田んぼで汗し、自らの食について考えることも、
田んぼの作業の大きな意味のひとつだと感じます。
人の手。ひと粒、ひと粒。もったいなくて、拾う。
ひと粒のお米の種が100粒の実りとなる。
d0021152_17594277.jpg植物の、いのちの恩恵。

瑞穂の国ニッポン。
夏には青々とした田んぼを、
秋には黄金色の風に揺れる稲穂を思います。

「(いのちを)いただきます」の意味を
ひとりひとりが、もっとイメージすることが
必要なのだと思います。
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by tutinokai | 2006-10-26 13:28 | いのちの環
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