稲を化学する 〜その風景ぜんぶで田んぼ〜


d0021152_20292115.jpg田んぼに溝がありました。
水路沿いには落葉樹がありました。

田んぼの溝に、落ち葉はたまりました

平面よりも凹凸。エッジには、
田んぼに栄養分が蓄えられてゆきます。

畦も水路も、里山の木々もみんな
田んぼの一部。


d0021152_2023214.jpg田んぼの水たまりは、
あぶらが浮いたように
なっていて茶色に。
土が錆び色になっています。

田起こしをした時、
掘り上げた稲の根は、
赤褐色をしていました。


イネの根からは酸素が出ている。
土の中の鉄分とイネからの酸素で錆びて酸化鉄の膜を作る。
そうしてこの膜が根を保護している。
なので、田んぼの水たまりも錆びた色のようになる。

d0021152_20545410.jpg植えた時は(生育前半)は白い根。
代謝が活発で健康である白い色。

収穫の頃(生育後半)は赤い根。
根の周りに酸化鉄がつき赤くなる。

春の田起こしの頃には、黒い根。
土壌に硫化水素が発生し、
そのために根が腐って黒くなる。

d0021152_20232269.jpg有毒ガスである硫化水素から、
酸化鉄が根を守っているからこその赤褐色。

(ちなみに黒い根は、
 腐った臭いがします)

酸化鉄の膜は、
薄くても厚くてもいけないそう。


きっと、この溝に集まった落ち葉を微生物が分解して、
緩和してくれる...かな?
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by tutinokai | 2006-12-22 15:02 | いのちの環
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