イトトンボの羽化 〜苗といっしょに育ってく〜

土の会4番田んぼではないですが...

すべての田んぼの田植えがおわり、のこるは苗代にしていた田んぼです。
苗代はかたづけです。
伸びてきた苗に、たくさんみつけました。

d0021152_22404727.jpgイトトンボのヤゴのぬけがらです。
たくさん。たくさん。

d0021152_2241861.jpgアオモンイトトンボ
(青紋糸蜻蛉)のヤゴか
アジアイトトンボ
(亜細亜糸蜻蛉)と
思われます。

トンボは田んぼで
育つということを
実感します


春に田んぼに水が張られると、成虫が飛んで来て、
生きている植物の葉や茎、抽水植物(※)などに産卵する。

卵から孵った幼虫(ヤゴ)は、ミジンコなど小さな生きものを食べて育つ。
そして、田んぼの苗をのぼっていって、その年の夏に羽化してゆく。
「田んぼ外越冬型」のイトトンボです。

d0021152_22412442.jpgイトトンボは、苗とともに育っているのですね。

※抽水植物
=水生植物のうち、水底に根を張り、
 茎の下部は水中にあるが、
 茎か葉の少なくとも一部が、
 水上に突き出ているものをいう。

 稲も抽水植物だ!

d0021152_22415350.jpgヤゴのぬけがらの近くの苗に、
とまっていたイトトンボです。
羽化したばかりのようです。

ちなみに、羽化してだいたい1日以内の
体が白っぽい未熟な個体を「テネラル」とよぶそうです。

アジアイトトンボ(亜細亜糸蜻蛉)と
アオモンイトトンボ(青紋糸蜻蛉)は
とってもよく似ています。

アオモンイトトンボのメスかな??


大きさは、 アジア < アオモン

10節あるうちの腹部の青色の場所のちがいで区別できます。
アジアイトトンボのオスは、腹部第9節全体が青色。
アオモンイトトンボは、腹部第8節全体が青色。

メスは、また違います。腹部第1節の背面で区別します。
アジアイトトンボのメスは、黒色。
アオモンイトトンボのメスは、淡い色。

ややこしいところは、
アオモンイトトンボのメスは、オスと同じ同色型もいるということ。(同色型と異色型)
アジアイトトンボは、淡緑色の異色型のみです。

そして、両方のメスは、橙色から緑色に変化します。

d0021152_23292439.jpgということで、
←未成熟のメス
(photo / 土の会2006.8)


今年も、
いっぱいのイトトンボと出会いながら、
見分けられるようになれるといいな。
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by tutinokai | 2007-06-09 13:40 | 田んぼの生物
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