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田の草とり

田の草とり_d0021152_21495131.jpg田植えから3週間
田の草とり1回目。

稲のまわりに生えてくる草を抜きます。
無農薬の米作りでは、
草を泥のなかに沈めることで
また生えてくるのを防ぎます。
草は、泥のなかで腐り、
稲の肥やしにもなってくれます。

稲のまわりに生えているのが、コナギです。舞岡公園の田んぼ、最強の田の草です。
コナギは、急速に成長し、泥のなかの栄養分を吸い上げてしまいます。
そして、まわりの稲の成長にも影響を与えます。

コナギ
1個の実には数千粒の小さな種。種は、長生き10年以上。

田の草とり_d0021152_1345637.jpg田の草とり_d0021152_13423338.jpg

苗のまわりを手でかきまわすことで、
コナギをとるとともに、泥のなかに空気(酸素)をいれます。
けど、コナギをとりきることはできないので、2週間後にまた草とりをします。

田の草とり_d0021152_22354529.jpg田の草とり_d0021152_22371082.jpg


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草とりのあと、コナギが浮いているところ。
いくつかは、また根付いてしまうかも...

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ぐんぐん伸びてゆく苗です。
分けつもすすんでいます。

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雨のなかの作業が続きます
藻が一部に多く出ているので、網ですくいます。
これも、藻が日照を遮ってしまうと
苗の成長に影響することからです。


田の草とり_d0021152_1346759.jpg藻の繁殖は、すごいです。
なかなかとりきれない。
今年はそれを改めて実感する年でした。
藻が多かったように思います。

緩やかな棚田となっている舞岡の田んぼ。
それぞれの田で個性があり、
田の草の植生、発生の量は、それぞれです。

2週間後、また田の草とりです。
by tutinokai | 2007-06-10 12:46 | 田んぼ通信
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