代かきをした後の田んぼの泥。
太陽の日射しを浴びてあたたかみのあるやさしい泥。 きめ細かな泥が稲の根の生長を促進してくれる。 そしてそして... こんなニュースを知りました。 Yahoo!ニュース 毎日新聞 カブトエビ:今年も大発生、見に来てください 有機栽培農家・黒澤さんの水田 /宮城 水を張って田んぼの土をかき回す代かきは、 田んぼの土に水と空気を送り込む作業です。 実はこの水と空気によって、今まで乾いた土の中で眠っていた たくさんの生命たちが目を覚まします。 生きた化石と呼ばれる生き物も目を覚まします。 ホウネンエビやカブトエビは代かき後に土の中の卵からかえります。 そしてわずかな間を田んぼの水の中で過ごし、再び卵を土の中に残すのです。 カブトエビはもともと砂漠の生き物でした。 そのため田んぼに水が入ったこの時期だけ発生し、 後の期間は卵で土の中で過ごします。 ホウネンエビはその名のとおり豊作をもたらすといわれました。 ホウネンエビがいるということは 餌となる微生物が豊富にいる豊かな田んぼをということなのです。 微生物によって土の中の有機物が一気に栄養分に分解されます。 この栄養分がまたたくさんの生命の源になります。 代かき水はまさに命を産み出すスープなのです。 もちろん栄養分たっぷりの水は稲にとっても大切な栄養です。 昔の農家の人はこの「代かき水」をとても大切にしたのです。 参照文献:「田んぼの教室」家の光協会 この舞岡の田んぼのなかに、目にみえない小さないのちが たくさんたくさん生きていて そのひとつひとつがちゃんと繋がっている。 そのなかに人も(私も)いるということ。そんなことを想うと 心ほくほくとなる。 稲3株分(0.15㎡、ごはん1杯)の田んぼで、カブトエビは4匹育っています 稲3株分(0.15㎡、ごはん1杯)の田んぼで、ホウネンエビは11匹育っています 稲3株分(0.15㎡、ごはん1杯)の田んぼで、オタマジャクシは35匹育っています 稲3株分(0.15㎡、ごはん1杯)の田んぼで、ユスリ蚊(幼虫)は168匹育っています 稲3株分(0.15㎡、ごはん1杯)の田んぼで、ミジンコは5093匹育っています 舞岡の田んぼにもカブトエビが住めるようになるといいなあ。 歩く科学 ホウネンエビ&カブトエビ
by tutinokai
| 2005-05-22 10:30
| いのちの環
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