カテゴリ:田んぼ通信( 56 )

脱穀

稲架にかけた稲穂、風に吹かれて よい乾き具合。
脱穀の時を迎えます。リヤカーに積んで運びます。

d0021152_15243189.jpgいよいよの脱穀です。足踏みの脱殼機。
ペダルをリズムよく踏んで、
稲束をしっかり持って、
先の稲をはずしていきます。
稲穂の先を向きを変えながらあてて、
引き込まれないようにするのがコツ。

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機械が回転する大きな音が、
雰囲気を盛り立てます。

ケースのなかにいっぱいに
なっていく稲穂(花序)。

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2段階でふるいにかけます。

これが、いっとう大変な作業なのです。
機械ならきっとあっという間の作業ですが、
こちらは手作業。
たくさんの人の手で
茎や穂軸をはずしていきます。
一粒一粒もったいない。


みんなの話し声、笑いとともに作業がすすみます。「結い」の作業がここにもありました。
みんなでやるから頑張れる。

d0021152_1527418.jpg唐簑(とうみ)という昔ながらの機械。
古い木製のものと、鉄製のものがあります。

断然、使い込まれて丸みを帯びた
木製のものが美しいです。
微妙な加減もこちら(木製)が良し。
だけど、ちゃんと
構造を新しい鉄製の方が、
昔ながらの造りを受け継いでいるのが
なんだか微笑ましいです。
先人の知恵は素晴らしい。

隙間を調節し、籾が落ちる時にハンドルを回して風を起こす。
弱すぎず、強すぎず  風を起こすもの技。
軽い米、重い米がわけられる。軽い籾は、すなわち中身が入っていないということ。
優れた機械を巧みに使いこなすのは、熟練した人の手加減。

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そして稲穂をはずした藁は、
束ねてゆきます。

藁は様々なことに利用されます。
畑で苗を守るマルチ、
草履や蓑かさなどの藁細工...
案山子も♪

余すところはありません!

ふぞろいの藁は細かく裁断し、田んぼに撒きまいて肥やしになります。
みなさん、今年もお疲れした!
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by tutinokai | 2006-10-22 10:23 | 田んぼ通信

稲刈り、稲架かけ

d0021152_13373282.jpgざわわ...
ざわわ...
金色の稲穂

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稲刈り
ざくッ、ざくッ

稲をカマで刈る。
4、5束にまとめる。

水で湿らせた藁3本位で、束を縛る。
まるけー、まるけー

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切り口にさっそく糸を張る
小さなクモ。

どんどん刈られてゆく田んぼ。
生き物たちも
あわわ、あわわ
大あわて。

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杭3本を田んぼのさし、
縄でしばったものを2カ所。
その間に竹を渡す。
稲束を7:3に分け、
交互にしながら竹にかけてゆく。
交互にすることで、風通しを良くする。


掛け終わり。おお、ステキ♪
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スズメよけのネットをかけます。
竹の棒のなかに。内側に向け突っ張るように。 ↓外側にすると雨天のブルーシートがかけづらい
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2週間天日干しをします。   たわわ... たわわ...

4番田んぼお隣さんの
みみずくパパ
稲架をバックに
なんかかっこよくなりました♪

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by tutinokai | 2006-10-08 09:34 | 田んぼ通信

かかし様

頭を垂れてきた稲穂。
スズメの大好きなお米のミルク。まだやわらかなお米。
田んぼを案山子に今年も守ってもらいましょう。

d0021152_211418.jpg「かかし様」という言葉が昔からあるそうです。
雨の日も、風の日も、
田んぼを守ってくださるからと、
感謝の気持ちを忘れない。
だから、「かかし様」。

自然の恵みに、案山子に、
感謝の気持ちを忘れずに。

今年の土の会のかかし様「鳴子かかし」
風が吹いたら、カラカラ... 竹の音色がします。


田んぼを見渡すと立ち並ぶ、案山子の数々。なかなかの迫力です。

↓こちらは同じ4番のお隣グループの「みみずくパパ」 ↓今年の私的好みNO.1。脱力系〜
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かかしウォッチング。みんなで田んぼを守ってくれています。

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by tutinokai | 2006-09-10 14:59 | 田んぼ通信

炊き出し

舞岡公園で作るお米は、もち米。「満月餅(マンゲツモチ)」
以前にも記しましたが、(土の会white 「塩水撰」2006.3)
横浜市の公園である舞岡公園が、うるち米ではなく、餅米を作るワケは、
「(公園から)持ち出さない」の原則から。
米作りにたずさわる私たちボランティアは、その米作りの体験、労働を楽しみながら、
谷戸の景観と自然環境を、田んぼ作業などを通して守る担い手。
秋に収穫されるお米は、お餅つきや、おにぎりに。
そうして加工もしやすく、大勢で楽しめるのは、餅米の良さ。

d0021152_17104958.jpg去年の餅米がまだあるので、
各田んぼグループに餅米分配。

というわけで、炊き出しワッショイ!

炊き出しにもいろんな配慮がされています。
かまどの薪は、雑木林管理で出た木々。
短いものが、所定の場所に集められます。

せいろにぬらした布を敷き、         洗って水に浸していた餅米を入れ布で包む
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d0021152_17114696.jpgお釜に入れた水が沸騰してきたら、
せいろを重ねて、蒸していきます。

途中で、差水(水を結構たくさんかける)を。
(お餅つきの場合は、差水はしません)
おこわお結び、上手にできるかな〜。

谷戸鍋(舞岡の鍋を「谷戸鍋」とよぶ)は、
たくさんのその時とれる旬の野菜を中心に。

ねぎ、ごぼう、じゃがいも、にんじん...

あとの洗い物を考えて、油が出る食材は使いません。
舞岡の里山は源流域。汚れた水は出しません。
もちろん洗剤も使わない。ガンコ汚れは、かまどの灰を使って洗います。

d0021152_1712258.jpgできたお米。
少し、芯が残ったようなお米ちゃん。
う、もう少し修行が足りませんでした。
お結び、ちとくずれちゃってゴメンナサイ。
炊き出し係、初のワタシでありました。

田んぼ仕事を終えてのゴハン。
あったかい味がします。


11月の収穫祭では、市民の方々にふるまわれます。お楽しみに。
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by tutinokai | 2006-09-10 12:09 | 田んぼ通信

田の水抜き、草刈り

d0021152_16303691.jpg稲の白い小さな花の咲き終わり
実を熟すほどに頭を垂れる

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
と先人も詠っています。

どうやら、田んぼから学ぶことは
まだまだたくさんありそうです。


田んぼの水抜き

田んぼの縦横に、苗を抜いて鍬で掘る。その窪みを水が通り、水を逃がす。
水を減らしていくことで登熟向上していく40日間。
空気中の炭酸ガスと、根から吸収した水と太陽の光を利用してデンプンは作られる。


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畦の草刈りも、ごらんのとおり
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by tutinokai | 2006-09-10 10:17 | 田んぼ通信

瑞穂

成長著しい8月。大切な時期。
2週間後には、「稲!」という感じにいよいよなってきていました。
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d0021152_1435215.jpg稲となる胚という部分と、
胚の栄養になる胚乳という部分がある。
スズメが大好き白いミルク(胚乳)は、
稲の赤ちゃんを育てるためのミルク。

ミルクの主な成分は、デンプンと糖。
光合成によって、
葉で作り出した栄養分をたくわえる。
大切なのは、穂の下の一枚の葉。

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ミルクはだんだんと固まって、
白いお米になっていく。
甘いミルクの胚乳(お米)を包む緑色の皮には
苦味がある。
スズメや虫から守るために、
外側は苦くして食べられないようにしている。

イネも、自己防衛。
頑張ってマス。
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by tutinokai | 2006-08-20 13:40 | 田んぼ通信

ネットかけ

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分げつし、1株20本弱となりました。
今年は1株は4本植え。
あとは、1本、1本が栄養をつけていきます。

1本からは、80粒ほど。
1600粒のもみの花。



お米の白い花は午前10時頃から数時間咲き、受粉し実を結ぶ。
穂の上から下の最後までの1週間。
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登熟期の柔らかい米粒、スズメは大好きです。
食物連鎖でいう、同順位。同じ植物(=稲)を食べようとする
人間 VS スズメ のにらめっこが始まります。

スズメよけのネットを張ります。
スズメも賢い。集団でネットに乗り、重みをかけて網を弛ませ、届く米粒を食べます。
ので、弛まないように上にも棒を渡して突っ張るように、ピンとネットをかけます。

あめふりが続きます。日照が欲しい時期です。
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by tutinokai | 2006-08-06 09:50 | 田んぼ通信

田の草とり 3回目

d0021152_2147571.jpg田植えから7週間目の田んぼです。
稲はぐんぐん伸びています。

今年の出来はどうかな〜?
お天気が続かないので、
みんなで心配しています。

この頃は、しとしと梅雨の雨粒。

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稲は分けつをすすめ、
7月には小さな白い花が咲きます。

見るたびに
いろいろな顔をみせる稲です。


d0021152_23104128.jpg余談ですが...
田んぼの作業をしていると、
上空に爆音。驚いて見上げると、
ヘリでした。軍用機のようです。
近くて遠い国からのミサイルが
海に落下した昨今。

田んぼに、ヘリは似合いません。
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by tutinokai | 2006-07-09 10:29 | 田んぼ通信

田の草とり、畦の草刈り 2回目

d0021152_22263812.jpg田植えから5週間目の田んぼです。
昨今の日照不足で、成長がちと心配ですが、
分けつがすすみ、
緑の色は増し、
稲の葉先や、株元にも、
たくさんの生き物が集まる季節です。

稲の成長と一緒に、
たくさんのいのちを育む田んぼです。


d0021152_22385014.jpgさて、草とり。
ぬぬぬ、コナギまたもや。

2週間前に、抜いてまるめて、
泥のなかに押し込んで。
...を、しましたが、
もうぷっくりした葉もあるのです。
(コナギはサツマイモのような、
ハート形の葉になります)
コナギさん。さすがの繁殖力。

「コナギ1個の実には数千粒の小さな種。コナギの種は、長生き10年以上。」
と、抜きながら、呪文のように思います。

だけど、田んぼに、
稲の他にたくさんの植物が生えるのはあたりまえ。自然の摂理。
コナギが、貝を育てる(貝が産卵する)ように、
その貝が、微生物を食べ、フンをし、田んぼの土壌を潤すように、
すべてがつながっているんだと。
田に入り、腰を屈めて草とりをして、ホッと腰を起こし、
田に立ちながら、薫風吹かれて思うのは、
「百姓仕事が自然をつくる」ということの実感。
コナギが少々あるからイイね。そんな気持ちになるのです。

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機械化、整備、農薬散布、兼業での稲作。それが主流の現代となりました。
田んぼに入る、足をつけるのは、収穫まで数回ということもあるかもしれません。
整備された田んぼには、田んぼに入る必要がないからです。
「農」の行く先を思います。。
舞岡公園は営利を目的とせず、自然環境を守る、保つための谷戸田です。

オタマジャクシや、トンボや... 
あしもとにある小さなことに、大切なものがあるような気がします。
田んぼに添うということで、わかることがあります。
そうして得たお米は、心ほっこり旨いです。
田んぼでは皆、笑顔です。自分にできることをその様子をみて各々が考えやります。
これって、実はすごいことだと思いませんか?
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by tutinokai | 2006-06-25 09:30 | 田んぼ通信

慈雨の宴

d0021152_5423385.jpg雨はしとしと
雨の古民家もいいものです。

田の草とりの作業のあとは
軒先に、ござ敷いて、
炊き出し いただきます。

雨音を聴きながらいただきます
自然の恵みの、お米。 天からの恵みの、雨。


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by tutinokai | 2006-06-11 12:20 | 田んぼ通信