カテゴリ:田んぼの生物( 87 )

寒天状の卵の正体  たまご探偵♪

d0021152_2221544.jpg代かきあとの静かな水田
風にふかれて、畦のほとりには草やら藁やらが
流れて着いています

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水草に寒天状のものが着いています
なんだろう?

そこここにたくさん寒天(ゼリー)状のものはありました。
私は何かのたまごではないかと思いました。

代かきあとの田んぼには、タニシがいっぱい。
丸タニシのたまごか?と思いましたが、タニシは卵ではなく仔貝で産むとわかりました。
だから、違う。

次に思ったのは、ニホンアマガエルの卵か!? ということ。
ずっとみたことがなかったニホンアマガエルの卵。いよいよかー!
今は、カエルさんたちも大合唱の季節。
その鳴き声を聴き分けると、
シュレーゲルアオガエルより、ニホンアマガエルの方が個体数がはるかに多いのです。
今、この田んぼにはニホンアマガエルの卵がきっとあるはずです。

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こんな卵を、
以前に見たことがあります。
サカマキ貝の卵です。

サカマキ貝も水田になり、
活発に動き始める頃。

ニホンアマガエルの卵は、
卵塊ではないそうです。

んー、これは
サカマキ貝の卵のようです。
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こちらも
卵塊であることから、
サカマキ貝の卵のように思います。


d0021152_2238556.jpgでわ、こちらは?
寒天状のものだけが残っています。

たくさん田んぼのなかにあった
寒天状のものの多くは、
このようなもので、
なかに卵はありませんでした。

ニホンアマガエルの卵は、
卵塊ではなく、
ヤマアカガエルの卵のような
まるいゼリー状の中にひとつの卵が入っていて、
水草などに産みつけられるが、風などによって浮遊もする。
そして、卵は、2,3日で孵化する。(あまり見ることができないワケです...)

このまるい寒天状のものが、ニホンアマガエルの卵が孵ったあとではないかと思うに至りました。
まだ、ニホンアマガエルの繁殖期は続きます。(5〜6月)
引き続き、気にしてゆきたいと思います。
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by tutinokai | 2008-06-03 22:23 | 田んぼの生物

かいかい(貝々) 田植え後15日

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田んぼのなかには、
いろんな貝たちがいます。


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反時計まわりに巻いています。
「逆巻」(さかまき)
サカマキガイ(逆巻貝)

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サカマキ貝は、外来種。
ヨーロッパうまれの貝で、
観賞魚とともにやってきて
世界各地に分布を広げた貝です。


d0021152_22405871.jpg貝にゼラチン状のものがついています。
田植えから2週間。

水が張られた田んぼ。
水性の生きものたちは、活発にうごきはじめてます。


数十個の卵がはいっているゼラチン状の卵嚢を、田んぼのなかの藻や、枝や葉に産みつけます。
稲が成長してくると、稲の茎の水際のところによく集まっています。
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d0021152_22595922.jpg小さな二枚貝もいます。
「ドブシジミ(溝蜆)」
ドブシジミ科の貝です。
シジミの仲間ではありません。
指先に乗るほどの小さな貝ですが、大人です。

他の県では、準絶滅危惧種(NT)だったりします。
4番田んぼでも、頻度としては、
よーくみてると、発見できるといったかんじです。

「いのちのリレー ②「サカマキ貝」」2005.6
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by tutinokai | 2008-06-01 10:26 | 田んぼの生物

田んぼカモさん 2008

田植えの頃、水の張られた田んぼには、カルガモがスイスイと泳いでいます。
田植えをおえた田んぼの苗と苗のあいだを泳いでエサ探し。

カモさんが泳ぐ風景はなんともかわいい風景です。
ただ、苗に向かって、植わっている間なんてことはお構いなしに
スーッと、苗をたおしながら降り立つカモさん。
ちと見ているこちらは、ひやっとします。

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by tutinokai | 2008-05-18 15:28 | 田んぼの生物

代かきあとの 「田の主、タニシ」

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泥の表面もなめらかに、
穏やかな田植え前の田んぼ。
水のなかの生きものたちもよくみえます。

うねうねと泥の表面に曲線がいっぱい
その先に、いました! 田の主「タニシ」。


みると、4番田んぼのそこここに、いるいるいるー。
3年前から、だんだん増えてきていてうれしいなあーと思っていた「田の主」
数えてみると、4番田んぼで80匹以上確認できました。
日当たりがよく、水温も若干高いであろう園路側の方が、多くいるようです。

年々多くなってきているといえど、
いっぺんにこんなにいっぱいのタニシを確認できたのははじめて。
なぜだろう?と考えました。

その殻を閉じ、じっと冬を耐え、乾田の田んぼで過ごします。
「田主」サンは、その名のごとく、その田んぼから外へは出ないと思われます。
タニシの繁殖は、田んぼに水が入ってから。
一匹の母さんタニシは、20〜30個の仔貝を産むのだそうです。
(卵ではなく、仔貝の状態で産まれます)
すれば、母さんタニシが5匹いたら、×20で100匹。 
みつけていた数は5匹以上です。...数からいえばそうおかしくはない数です。

代かきをした、泥が平らで穏やかな水面のときにしか、みられない光景なのかもしれません。

水の底をうねうね歩き、藻類や有機物を食べて(デトリタス食という)、
田んぼの水をキレイにしてくれます。田んぼのお掃除やさん。

d0021152_20334925.jpgみると、
なかには、とても大きなタニシもいます。
私はずっと、「マルタニシ」と思っていましたが、
「オオタニシ」も混ざっているかもしれません。

殻のカタチが同定の決めてのようです。
(大きく角ばっているのが、オオタニシ)
マルタニシ:殻高40mm、オオタニシ:殻高70mm

ふたつのタニシ。
特徴から考えると、左は大きいけどマルタニシ。右は小さいけどオオタニシ、かな?

オスとメスの違いは、触覚。右の触覚が曲がっているのが、オス。
オスの右触覚は生殖器でもある。
 ↓オス                     ↓メス
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白い触覚のタニシ、↑
黒い触覚のタニシがいる。→
これは、どう違うのだろう...?

田んぼをキレイにしてくれる、「田の主」タニシ。
水の精霊の化身。

里山の食用にもされ、貴重なタンパク源でもあり、
昔から親しまれてきた生きものです。

農薬などの影響で、今では
環境省はマルタニシ、オオタニシを準絶滅危惧種(レッドリスト)に指定しています。


(注)いっぱいいたので、舞岡公園では採取し、公式に現在このタニシを鑑定中。
   また、4番田んぼにかえっておいで。

「タニシ」について 「土の会」の記事
「田んぼの主 丸タニシ」2007.6
「水上散歩」2006.6
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by tutinokai | 2008-05-17 16:30 | 田んぼの生物

代かきと田植えのあいだ

田んぼに水が入るのを待ちわびていた生きものたち

↓アメンボ                   ↓オタマジャクシ
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↓タニシ(マルタニシ?)            ↓ザリさん(アメリカザリガニ)
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水陸両用の生きものも

クモ(コモリグモ)→

d0021152_184195.jpg乾田で暮らしていた生きものも

畦にひなんする
オケラッタ(オケラ)→

乾田、水田
入れ替わりの時期。
代かきと田植えのあいだ
生きものたちは大忙し。
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by tutinokai | 2008-05-11 11:33 | 田んぼの生物

シュレーゲルアオガエル


d0021152_16152671.jpg畦ぬりをしていると出て来ました。
シュレーゲルアオガエルのたまご。
田んぼの畦に穴を掘って、卵を産みます。

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水を張った田んぼになったとき、卵が、どんぶらこー どんぶらこ。
と、着水するように、畦にぺったんこ。
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この時期、田んぼにいるオタマジャクシは2種類
シュレーゲルアオガエルと
ニホンアマガエルのオタマジャクシ。


こちらは、シュレーゲルアオガエルの
オタマさんと思われます。 →
(目がぐっとはなれているのがニホンアマ)


今年も、またシュレーゲルちゃんはやって来ました。
田んぼと、シュレーゲル。
たくさんの生きものたちは、つながりながら、在るのです。


*今までの「土の会」HPでのシュレーゲルアオガエルの記事一覧(人気ものだなあ)
「上陸前のカエルの子の死」 2007.6  「おたまのおなか」2007.6
「いのちの誕生」2007.5  「たまご着水」2007.5
「カエルと田んぼ」2007.4
「里ガエル」2006.9
「カエルの旅」2006.5
「その名はニホンアマガエル?」2005.5
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by tutinokai | 2008-05-11 11:14 | 田んぼの生物

カラスがチョン

d0021152_23132890.jpg4番畦を
カラスがチョンチョン歩いています
堂々としたものです

ハシブトガラス

舞岡は里山ですが、
「ブト」も多いです


山にはハシボソガラス
里(町)にはハシブトガラスといわれます

見分け方は、おでこのでっぱりと、口ばしの太さと、鳴き声

ハシブトガラス/でこっぱち、上口ばし盛り上がっている、カアカア
ハシボソガラス/おでこスマート、口ばしほっそり、ガアガア

カラスは、見慣れている...というイメージですが、
こうして散策中に、フンをして、
田んぼの肥やしとなったり、畦に落ちれば、実生の芽がでてきたり。

鳥たちもちゃんと、田んぼの環のなかに生きています。


カラスの"おとしもの"のはなし 「おとしもの」tutinokai 2007.5
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by tutinokai | 2008-01-19 15:24 | 田んぼの生物

田のなかの生きもの

d0021152_18183251.jpgどじょっこ

ドジョウの子どもも
田んぼで育っています


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稲の葉っぱがくっついています。
なんだろう?
...調査中
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by tutinokai | 2007-06-10 15:05 | 田んぼの生物

田んぼの主 丸タニシ

田んぼにいました!おっきな貝。丸タニシ。
私は「田んぼの主」とよんでいます。
去年は、一つみることができました。今年は、2度ほどみる機会がありました。
めったに見ることができない、田んぼでも個体数の少ない貝です。
今年はきっとふえたんだ♪ そう思うとうれしいです。
タニシは「田螺」。田んぼの巻貝。
昔は食用にされ、貴重なタンパク源でもあった、里山田んぼに親しい生きものです。

「田んぼの主」として、ずっと此処で暮らしてほしいなあと思います。

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by tutinokai | 2007-06-10 15:03 | 田んぼの生物

空中散歩

田んぼの畦をひらひら飛んでいるチョウチョに出会いました。
飛んでいるときに、はっとするほど、きれいな色をしていたのでパチリ。

d0021152_16473222.jpgチョウの名は、シジミチョウ。
詳しい名前は、
チョウ目シジミチョウ科ヒメシジミ亜科
「ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)」

その名のとおり、
美しい瑠璃色の姿をしているのは
ルリシジミのオス。

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春先から晩秋までみることのできるルリシジミ。
幼虫の食餌も、四季とりどり。
マメ科
(春フジ、夏クララ、夏〜秋クズ、ハギなど)、
ブナ科、タデ科、バラ科など。
成虫になると、フジや、ウツギの花蜜を吸う。

卵は蕾や花穂などに産卵する。


春はよく園路に咲くハコネウツギにいろんなチョウチョがやってくるのをみかけます。
里山をひらひら舞いながら、四季いろいろに食事をして暮らすルリシジミ。

田んぼの畦にもヘビイチゴ(バラ科)やイヌタデ(タデ科)が生えています。
ルリシジミの幼虫もみることができるかな?
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by tutinokai | 2007-06-10 15:00 | 田んぼの生物