カテゴリ:田んぼの生物( 87 )

珍しい訪問客

d0021152_1713344.jpgネットを張った田んぼ。
しとしと雨ふり。
なんと株元にカブトムシ(♀)。
なぜ田んぼに? 何のご用事かな?
このあと、
ネットから出られたのか、ちと心配です。

d0021152_17393861.jpg





←体勢を向き直したら...
 カブトムシの先に、ヤゴのぬけがら。
[PR]
by tutinokai | 2006-08-08 12:54 | 田んぼの生物

7月のとんぼ

d0021152_21421396.jpgアカネ
赤とんぼ
ナツアカネかなアキアカネかな

稲にとまって
休んでいます

オオシオカラトンボ(photo:左)
ちょんちょん尾を田んぼにつけて、卵を産みつけています
d0021152_21462914.jpgd0021152_214647100.jpg
田んぼの水際、朝露に濡れた羽が乾くのをじいっと止まって待っています(7/12)
d0021152_21531241.jpgd0021152_21532637.jpg

d0021152_2257178.jpg
黄とんぼ(7/27)
胸紋がないので、
薄羽黄トンボ(ウスバキトンボ)。
別名、盆トンボ。精霊トンボ。

近くにやって来てくれる
人なつこいトンボです。
d0021152_22571424.jpg6月、
田植えが終わり、
水の張った田んぼに産卵。

田んぼに産卵できるのは、
稲の葉が茂る前。
田植えから20日以内といわれる。
産卵で田んぼに舞い降りる時に、
稲が邪魔になるから。
d0021152_22573354.jpg
7月、
田んぼで生まれます。

産卵して、5日後に幼虫が生まれ
脱皮を5回繰り返して、
30日で成虫になる。
なんともスピード成長のトンボです。


薄羽黄トンボは、渡りトンボ。東南アジアからやってきた。
薄羽黄トンボは、水田定住派と移動派がいる。
定住派は、稲刈りの時期まで見ることができる。なかには長生きサンもいる。
移動派は、日本列島を北上を続ける。
だけど! 
薄羽黄トンボは寒さが苦手。移動先(日本)で、越冬できず死んでしまいます。
では、なぜ、北上するのか。それはちゃんとはわかっていません。
遠い東南アジアから、産卵し、成虫になり、世代交代をしながら、また旅をする。
そういう本能がDNAに組み込まれているのでしょうか。

そうしてまた次の年、
東南アジアの定住派が産んだ卵から孵ったトンボが、また海を越えてやってくる。
...運命を感じます。いのちの不思議。

d0021152_22574950.jpgd0021152_22581383.jpg

参照文献:
「「百姓仕事」が自然をつくる 2400年めの赤トンボ」宇根豊著 築地書館
[PR]
by tutinokai | 2006-07-27 16:40 | 田んぼの生物

あかちゃん

d0021152_1193181.jpg
生まれたばかりの
食べざかりの
あかちゃんたちが
稲と一緒に育っています。
d0021152_119578.jpgd0021152_1195153.jpg
[PR]
by tutinokai | 2006-07-27 14:01 | 田んぼの生物

それぞれの此処 田んぼ

小さいクモや(ハナグモと思われる)   大きいクモや
d0021152_1331837.jpgd0021152_1334857.jpg
d0021152_1482877.jpg

小さいバッタや(ヒシバッタ)       大きいバッタ(ショウリョウバッタ)
d0021152_1341435.jpgd0021152_134262.jpg
同じ仲間でも それぞれの個々。
それぞれに名前があり、それぞれの種を、いのちを受け継いでゆく
               (トゲヒシバッタ)
d0021152_1345696.jpg
この田んぼで生まれ、一生を過ごすもの  卵を産みにやってきたもの 
ここから飛び立ってゆくもの  ふらっとあそびにきたもの(?)
d0021152_2314696.jpgd0021152_231574.jpgd0021152_2312098.jpg

d0021152_1541636.jpgd0021152_2393795.jpg

稲を食べに来たもの  田んぼに食べ物を求めて来たもの
強き者が、弱き者を食べ

d0021152_158547.jpgd0021152_2202853.jpg
それぞれの此処  それぞれが此処  田んぼ
[PR]
by tutinokai | 2006-07-19 14:23 | 田んぼの生物

おそろい

d0021152_2112739.jpg
みてみて
よ〜くみて

抜け殻のある葉の上

アブかなハチかな
おんなじ格好
2匹おそろい
[PR]
by tutinokai | 2006-07-09 15:59 | 田んぼの生物

7月の糸トンボ

稲の間を、ふわりふわり糸トンボが飛んでいます。
じいっとみていないと気がつかないくらい繊細な、きれいな青い糸トンボ。
(まんなかの葉っぱに止まっています)
d0021152_1642174.jpg
しっぽが青いです。
節を判別することができないので
同定は難しいですが、
アジア糸トンボ(オス)と思われます?
あるいは青紋糸トンボ(オス)。

幼虫(ヤゴ)の時は、ミジンコや、ユスリカの幼虫などを捕まえて食べ、
成虫になると、ハエ、ユスリカなど小さな飛ぶ昆虫を捕まえて食べる。
写真のイトトンボは成熟したオス。
雑木林で過ごし、成長して、恋の季節は田んぼに帰ってきました。
[PR]
by tutinokai | 2006-07-09 15:45 | 田んぼの生物

稲ツト虫ものがたり

田の草とりをしていると、折れている稲の葉をよくみかけます。

d0021152_2158186.jpgd0021152_21561516.jpg









その正体は、稲ツト虫です。
お母さんはイチモジセセリというチョウチョです。
土の会white 2005.8「稲ツト虫。そして...」

d0021152_22105265.jpg
ツトを広げてみると...
いました!

8月になると蛹から、チョウになり、
田んぼの上を飛んでいるのでしょうね。




田の草とり中に、稲ツト虫が死んでいる(しぼんだようになっている)のをみました。
今思えばそれは、
寄生者(寄生蜂、寄生蝿など)によるものだったのかなと想定できます。
先の記事(2005.8)で書いたように、
稲ツト虫は17種類の寄生者がいるのだそうです。 土の会white 2006.7「寄生者」

なんで、死んでしまっていたのだろう...
知らないことをまた一つ知ると、その生き物の物語がみえてきます。
そして、
どの生き物も、生きてゆくのはサバイバルなのだと感じます。
生きることに緊張感を、ある意味持っていないのは、
食物連鎖の頂点に君臨する人間だけなのかもしれません。
[PR]
by tutinokai | 2006-07-09 14:54 | 田んぼの生物

蜘蛛のトップバッター

蜘蛛は、田んぼにとって、いちばんの益虫といっていいかもしれません。
田植えをして、成長している稲にさっそく糸を張ったクモがいました。

d0021152_19583221.jpg稲と稲の間を水平に糸を張ります。
優形足長グモ(ヤサナガアシナガグモ)
その優しい感じの形から、
その名があります。

d0021152_20245591.jpg葉に添ってぴったりと
体を伸ばしています。
朝と夕方によく活動するそうです。
昼間は、こうして葉に体を隠して
ひとやすみ ひとやすみ。

d0021152_19591741.jpg
小守るまえの子守グモ。
卵(卵のう)を抱えています。

季節によって、
現れるクモが違うのがわかります。
田んぼには、
いろんな種類のクモが生きています
[PR]
by tutinokai | 2006-07-09 14:52 | 田んぼの生物

畦土のなか

d0021152_1928046.jpg畦の土の割れ目は、
格好の虫たちの隠れ家(住処)。
いましたよ〜。
ゴミ虫かな。

d0021152_19282955.jpg子守クモかな。
アリをつかまえ抱えています。
お食事の時間でしたか。
おじゃましました。
[PR]
by tutinokai | 2006-07-09 14:47 | 田んぼの生物

水のなか

田植えから40日目。
代かきをして、水を張り20日前後にミジンコ(微塵子)が泳いでいるのを確認。
そして40日目の今、ミジンコより少し大きな生き物たちをみつけました。

3年目の田んぼ、去年は気がつけなかった小さな生き物たちをみつけた時に、
またひとつ、田んぼの「かんじん」に近づけた気がして、ほっこり♪

d0021152_1604124.jpgエビのような生き物が動いています。

「フタバカゲロウ」 カゲロウの仲間です
カゲロウは、蜻蛉、陽炎。

フライフィッシングで使用する
疑似餌(フライ)で、
カゲロウの羽化の姿を模したものも
あるそうです。


成虫は、フワフワと浮遊(蜉蝣とも書きます)し、餌を取らず、水中に産卵すると
短いその命を終えるといわれる。
「儚さ」の象徴でもあるようなカゲロウです。

ですが、実際は、生涯は半年から一年程度であるとのこと。
昆虫としては短いものではないそうです。


d0021152_15594355.jpg田んぼの水のなか、
すばやくオール状の大きな後ろ足を動かして
大いそがしの生き物がいました。

「コミズムシ」の仲間、
エサキコミズムシ、コミズムシ
ハラグロミズムシのいずれかなのですが、
同定するには、顕微鏡で微細な特徴を
観察する必要がある程似ているため、
とりあえず、コミズムシの種ということで。

翅の下に空気をためて呼吸をする。脚でしがみついて体を水底に固定する。
固定しないと、呼吸のためにためた空気の浮力で浮いてしまう。
そのため、別名を風船虫(フウセンムシ)というのだそうです。

だから、大いそがしで、動いているのでしょうか?
すごい勢いで、動いてます!

ちなみに補足トリビアですが、
某テレビ番組で、「水虫という虫がいる」ということで、73へえ獲得したらしいです。


d0021152_110932.jpgどじょっこもいました。
上からみただけですが、
スジシマドジョウ(筋縞ドジョウ)と
思われます。

エサは、有機物やミジンコです。
ミジンコやドジョウがいるということは
農薬を使わない田んぼであることの指標。


ドジョウの産卵数は4000〜2万個。
今までみつけた生き物のなかで、産卵数はトップランク。
産卵数が多いのはきっと、それだけ他の生き物のエサになってしまうということを
見越してのこと。命を紡いでゆく生き物の知恵。

ミジンコやフタバカゲロウ、コミズムシ。
ドジョウがたくさんいる田んぼになるといいなあ。
[PR]
by tutinokai | 2006-06-29 15:04 | 田んぼの生物