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畦の筵(むしろ)とヒシバッタ

d0021152_14365212.jpg夏の終わり。秋の始まり。
おとなりの田んぼには小さな可憐な桃色の花。
「アゼムシロ」。
田んぼの畦に筵(むしろ)のように広がるので
その名がついた。別名をミゾカクシ。

体、ひし形「ヒシバッタ(菱飛蝗)」。
ぴょんぴょん、あそびにきましたヨ。
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by tutinokai | 2005-08-28 14:36 | 田んぼの植物

ヘビいました!

「どさっ」っと足元で大きな音がしました。 みると大きなヘビでした。

d0021152_1323460.jpgぎょ! 思わずあとずさり。
のっそり歩いていきました。
田んぼでみられるヘビは、
ヤマガカシ、アオダイショウ、シマヘビなど。

その模様からヤマガカシと思われます。
カエルを食べにきたのかな。
毒があります。ご用心。
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by tutinokai | 2005-08-28 14:03 | 田んぼの生物

生きとし生けるものの場処

ネットを畦に固定するのは、セイタカアワダチソウの茎。
この時ばかりは活躍するセイタカアワダチソウ。の数日後。すごい生命力。芽がでてる〜。

d0021152_0563888.jpg「ワタクシ、セイタカアワダチソウ。
 北アメリカから来ました。」

もともとは観賞用に導入されたとの説もある。
急速に広がったのは第二次世界大戦後。
蜜源植物として優秀であるので養蜂業者が
積極的に種子を散布したとの話もある。



舞岡公園では、
「緑あふれる谷と丘を良好に維持保全し、ながく後世に引き継ぐことを目的として」
と、舞岡憲章にあるように、たくさんの生きとし生けるものの調和を大切にしています。
ゆえに、外来種、帰化植物はできるだけ、繁茂しないように調査、対応している。
指定範囲内では、犬、ネコのペットを連れて入ることは禁止されているのは、
そのフンや匂いで、在来の動植物に影響を与えないようにとの理由です。

その植物が、生き物が、わるいわけではないのだけれど...
生けとし生けるすべてのものはつながっている、いのちの環。(人間は唯一の例外...?)
だから、外来種の動植物は、もともと其処に息づいてきた動植物や自然環境に
何らかの影響を与えていく。なかには深刻な問題にもなっていることもある。


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「ボク、アライグマ。
 北アメリカから来ました。」

アライグマは、幅広い雑食性。
湿地や農耕地から市街地まで多様な環境に
適応し、生息地を拡大している。
1970年代のアニメ「あらいぐまラスカル」。
ペットブームが起こり、
一時はペットとして数万頭が輸入されたが、
飼い主が持て余し、野山に次々と捨てられる結果を生み出した。

「ボク、ちっちゃな時はかわいいけど大人になるとちょっと乱暴にもなっちゃうの。                 だってもともと野生動物なんだもの。」


d0021152_11502035.jpg「ボク、おなじみタイワンリス。
 もちろんタイワンから来ました。」

1935年ごろ伊豆大島の自然動物園から
逃げ出した。
神奈川県では、大島から54匹を
江ノ島植物園に連れてきて飼育を始めたが
台風で小屋が壊れ、タイワンリスは、
弁天橋を渡り(!)、繁殖するようになった。

タイワンリスは、ニホンリスと異なり集団性が強く仲間同士は鳴き声で
コミュニケーションをしており、ヘビに出会ったとき「チーチー」、
ネコに出会ったとき「ワンワン」、猛禽に出会ったとき「ガッ」、などの声を出す。

舞岡で、「鳥の巣だ♪」と思ったものはだいたいタイワンリスの巣だったりする...


d0021152_12103757.jpgメダカ?カダヤシ? どちらでしょう?
この写真では見分けがつかないほど、
とてもよく似ています。

「ワタシはメダカ。キレイな川が少なくなって、
 絶滅の恐れがある種といわれています」

「ワタシはカダヤシ。
 アメリカから来ました。」

カダヤシはその名のごとく、蚊を駆除する目的で海外から移入された。
カダヤシの方が水質汚染にも強く、メダカを駆逐していることが報告されている。
「両種は競争関係にあり、カダヤシの方が優位でメダカを駆逐する。」のだそうです。
両者は餌とするものには顕著な違いがあり、メダカは植物性、カダヤシは動物性が中心。
カダヤシは、メダカのタマゴも食べてしまうと、他のHPに書いてありました...
 メダカとカダヤシの写真 山口県立厚狭高等学校生物部HP

去年谷戸学校で、池のかい掘をした時には、カダヤシの方が多くみつかりました。


8月にみた、外来種はこのへんで。(9月につづく...)
う〜ん...どうしてかな〜と考えると、やっぱり原因は「人」ですよね。
そこに放たれたら、其処で適応しようとする。
それはその生き物にとっては当然の摂理のように思えます。
アニメ「あらいぐまラスカル」のラストシーンは、
少年が、ラスカルは自然とともに暮らすのが一番だと森に放します。
これを真似て捨てる人も多かったようだとの情報もあります。
けど、アメリカではなくて「ここはニッポン」。
それからどうなるのかをよく考える必要があります。

上記の動植物でタイワンリス以外は、
日本生態学会で「日本の侵略的外来種ワースト100」にランクインしている動植物です。
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by tutinokai | 2005-08-28 13:49 | いのちの環

瑞穂

8月7日d0021152_0502491.jpg
稲の白い花が咲き始める。稲はお米を作り始める。
お米は稲の種子。
「オ・コ・メ」おしべとめしべを結ぶ「コ」
=米 そして「お米」です。

稲となる胚という部分と、
胚の栄養になる胚乳という部分がある。
スズメが大好き白いミルク(胚乳)は、
稲の赤ちゃんを育てるためのミルク。
(私もひと粒。甘かったです♪ スイマセン...)

8月21日

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ミルクの主な成分は、デンプンと糖。
光合成によって葉で作り出した栄養分をたくわえる。
ミルクはだんだんと固まって、白いお米になっていく。
甘いミルクの胚乳(お米)を包む緑色の皮は苦味がある。
スズメや虫から守るために、外側は苦くして食べられないようにしている。

8月28日 ネットのはしっこ、スズメたべたよ。
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稲穂の緑が頭を垂れて。「米」という字は、八十八。
ひと粒、ひと粒が愛おしい。ちとは、スズメにあげてもいいヨ。

  参照文献&お話:「田んぼの教室」家の光協会
            安曇野 舎爐夢ヒュッテ 臼井さん、AKOちゃん
            RICE PAPER 「88」
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by tutinokai | 2005-08-28 11:37 | 田んぼ通信

ギンヤンマ ちとたいへん。

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とんぼの めがねは みずいろめがね
あおいおそらを とんだから 
とんだから

 曲が聴けます♪ 童謡「とんぼのめがね」


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大きな羽音がして、振り向くと
ギンヤンマと目があいました。

稲にはスズメよけのネットが張られています。
トンボは器用に
網の外へ、中へと飛び交っています。


d0021152_2481966.jpgけど
大きいギンヤンマは
なかなかネットから出ることができません。
羽をたくさん動かして...
羽が傷んでしまいました。
思わず、掴まえてネットから出しました。

ギンヤンマは、
パッと空高くに飛んでいきました。
あおいおそらを とびました。

yahoo!きっず図鑑 「ギンヤンマ」
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by tutinokai | 2005-08-28 10:30 | 田んぼの生物

風にのってやってきた

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田んぼの畦。
小さな種子をつけた植物。
風にのってやってきた
小さなわたぼうしがひとつ。

「こんにちわ」と「こんにちわ」
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by tutinokai | 2005-08-21 14:56 | 田んぼの植物

鎌切 カマキリ

カマキリ。まだ中くらいの大きさの育ちざかり(食べざかり!)のカマキリです。
稲穂の間を、抜き足差し足歩くカマキリ。その先になにをみているのでしょう?

d0021152_14481232.jpg0.2秒。
これはカマキリが獲物への攻撃にかかる時間。
生きたエサ(昆虫など)しか食べず、
動いたものはすべてエサだと思う。
そのカマで、獲物が生きたまま
アタマから食べるカマキリ。
自分より大きな獲物も食べることができる。
昆虫界の肉食恐竜!!ぎゃ〜お

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私は去年、
カマキリがイナゴを食べるのを目撃してしまい、
しかも、「バリバリ」と食べる音が聞こえたので
すっかりビビってしまいました。
 photo(右) / カマキリ食べる(2004.9)


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同じ種類のカマキリでも
緑のものも、茶色のものもいるという。
他の虫に狙われやすい子ども頃のカマキリは、
先天的に適当に色がばらけて
運がよかったものが生き残り、
成虫に近付くにしたがって脱皮したときの
周囲の色に合わせてゆくともいわれる。


ここでスゴイ話をひとつ。
「カマキリは動いたものはすべてエサだと思う」
ゆえ...
メスは交尾中にオスをアタマから食べてゆく。
アタマを失ったオスの腹部は勝手に動き、交尾をはたす。
オスはメスに食われ続けるが、数時間交尾は続けられる。

「メスはオスを食べて、産卵に必要なたんぱく質を得る」ともいわれている。
オスがメスに近づくのは、まさに命がけ。
メスをみつけたオスは、不動の姿勢をとる。
ちょっとずつメスに動きを気づかれないように近づく。
「だるまさんがころんだ」状態。
なかには、運良く交尾を終え、パッと逃げられるオスもいるそう。
ので、オスが食べられてしまうのは、
「頭がなくなるとオスは性欲が昂進する」という説もある。
子孫を残すための自然の理なのかもしれません。

カマキリの生態。人類とはまったく別な進化の道筋を辿っての今日。
「カマキリじゃなくてよかった〜」なんて思ってしまいました...

こんなこわ〜いカマキリさんですが、
胸の前でカマをそろえて静止する独特のスタイルは、
「祈り」を連想させ、日本ではカマキリを「おがみ虫」と、
英名でも「Praying mantis(祈り虫)」と呼ばれている。
ヒトの稲作にとっては、有力な捕食性の益虫であるカマキリさんであります。
そして、そんな凶暴なカマキリも沢山生まれたうちの数匹しか大人にはなれません。

 参照文献:・TV アニマルプラネット 動物百科事典 「カマキリ」
      ・(社)農林水産技術情報協会 HP 昆虫科学館 虫の雑学「カマキリの神話」
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by tutinokai | 2005-08-21 14:47 | 田んぼの生物

稲のなかのクモ

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ネットかけをしたら、クモが巣を張りました。
稲の花が咲き、トンボが稲穂の上を行き交い、
バッタももうオトナの頃。

ネットかけをしたら、クモが巣を張りました。

クモの巣の先、片方はネット。
もう片方は、稲の葉先。


d0021152_9524752.jpgクモはトンボを掴まえました。
もう食べてしまったから、
その姿はもうありません。
が、そのクモの糸の先にトンボの羽。
羽は食さないようです。

また、次の獲物が自分の網にかかるのを、
じっと待っているクモであります。
 photo / 足長グモ


弥生時代の銅鐸にはクモの絵が描かれているそうです。
農耕をはじめた「瑞穂の国ニッポン」の人々にとって、
クモは作物を荒らす虫を押さえてくれる存在、
という認識が古くからあったのだろうということ。

稲株の間に円網を張って、稲の害虫であるウンカなどを食べているという足長グモ。
クモがたくさんいるということは、稲を守ってくれているということ。
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by tutinokai | 2005-08-21 14:24 | いのちの環

稲牛若

d0021152_111292.jpg田んぼをみている(!?) クモがいます。

・田でよくみかけるのは、秋である
・水路側(山側)の水田に多い
・円網を張る。水平ではなく垂直に張る

長黄金グモ(ナガコガネグモ)
高知では、稲牛若というニックネームを持つ。


なんだか悠然としていて、かっこよかったです。 稲牛若、なっとく。
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by tutinokai | 2005-08-21 14:10 | 田んぼの生物

I'm hungry spider

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田んぼの水路に立派な蜘蛛の巣。
じっとみていたら、気配を察したのか、
ブンブン網を激しく揺さぶっていました。
威嚇されてしまいました。
こわかったです...




 では、アップでどうぞ ↓          キャア!

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d0021152_4171123.jpg
 photo(右)/ 別な日、別な水路で...
         コガネグモとトンボ
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by tutinokai | 2005-08-21 13:58 | 田んぼの生物