<   2005年 09月 ( 9 )   > この月の画像一覧

コナギぷっくり

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稲の成長とともに、
ひっそり成長してきたコナギ。
田の草とりをかいくぐり、
葉はぷっくりとなりました。

もうすぐ可憐な紫の花、咲くでしょう。
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by tutinokai | 2005-09-18 15:51 | 田んぼの植物

幼虫、葉っぱを食べる。

秋のはじまりムクノキです。クズがつるをクルクルと巻いています。
クズが結ぶ、またあたらしい生き物に出会えそうですね。

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木の根元には、ツユクサの青。
たくさん咲いています。
とてもキレイです。



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ムクノキの葉に幼虫がいました。
ツノが特徴の幼虫。
どんな蝶々になるのでしょう??

...というわけで、調査を開始。




そのツノが特徴の幼虫ということで → タテハチョウ科と考えました。
タテハチョウ科で考えられそうなのは... → ゴマダラチョウ、オオムラサキ(!!)など。
国蝶オオムラサキだったらすごいなあ...そんな気持ちもふくらんで。
(今や、環境省レッドリストで準絶滅危惧のオオムラサキ、とのこと。
舞岡で、みられたという記録はないのですが...)

背中の突起の対の数で調べます → 4対。オオムラサキは4対。ゴマダラチョウは3対。

調べるうちに気になる点がひとつ。
どこを調べても「食樹はニレ科のエノキ」とあります。
この木は、ニレ科のムクノキ。 ん〜、同定できない!
引き続き調査続行します!
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by tutinokai | 2005-09-18 15:50 | ムクノキ&エノキ日記

生きとし生けるものの場処 その2

古代ハス(大賀ハス)の咲いた田んぼのおとなりの池に、
たくさんの小さなカエルが、はんぶん顔を出しています。
浅い水たまりには、そのまた小さなオタマジャクシと
メダカ or カダヤシが泳いでいます。
「土の会」いのちの環8月 生きとし生けるものの場処

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オタマジャクシのなかに、ひときわ大きなオタマがいました。

「ワシハ、ウシガエルのオタマジャクシ。
 北米から来ました。もう日本にきてからかれこれ90年近くになるのう」

世界各地に人為的に移入され、日本にも大正時代に、食用として移入されたものが
逃げ出して野生化した。別名ショクヨウガエルとも呼ばれ、現在も食用とされている。
国内最大級のカエルで、ウシの鳴き声のような低音で遠くまで響き渡る。
やや濁った水場を好む。繁殖期は六月から七月頃で、6000から20000個の卵を産む。
大型の昆虫・ザリガニ・魚・ネズミ、小鳥、小型のヘビさえも捕食する。
この点から在来種への圧迫が危惧されている。
外来生物法における指定第二陣の対象生物となった。
Yahoo! きっず図鑑 ウシガエル

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そして今、此処に、じりじりハサミを上げながら、オタマさんに近寄ってゆくザリガニ。
「ああ、生きとし生けるものの摂理...リアルだなあ...」なんて思ったり。

「ボクは、アメリカザリガニ。 その名のとおり、アメリカ南東部から来ました。
 いまや、世界一の分布域を持つ、スーパーザリガニです。」

日本には、昭和2年、それより前に輸入されていた食用ガエル(ウシガエル!)の
養殖池に「餌」として神奈川県大船(!!)に、約20匹が持ち込まれた。
ウシガエルの養殖池から逃げ出した個体が持ち前の適応力で生き残り、繁殖。
世界各地で同じような状況が起こっている。
(ああ、ザリガニもタイワンリスも逃がしてしまったのね。かながわけん...)


d0021152_19312825.jpgphoto / 右
そんななか、
蓮の葉の上をスルスルっと這ってゆくヘビ。

きっと、このヘビもまた
カエルを食べ、
ウシガエルに食べられる(?!)という
いのちの環。

今此処に、
生きている生き物たちにとっては、外来種であるかどうかなんてことを知る由もない。
知ったからといって(知れないけど...)、何ができるわけでもない。
生き物たちは、日々生きるために其処にいる。
また、外来種である彼らも、そこに放たれたら、其処で適応しようとする。
それはその生き物にとっては当然の摂理のように思えます。
子どもの頃、ザリガニ釣りをして遊んだ記憶があります。
外来種の生き物であっても、もう其処で慣れ親しんでいる生き物もいます。

8月の欄で、
「生けとし生けるすべてのものはつながっている、いのちの環。(人間は唯一の例外...?)」
と書きました。
ケドケド、人間だって、いのちの環の仲間。例外ではないはずです。

小さな池から、田んぼから、いのちの環がはじまります。


平成16年6月、
日本在来の生物を捕食したり、これらと競合したりして、生態系を損ねたり、
人の生命・身体、農林水産業に被害を与えたりする、
あるいはそうするおそれのある外来生物による被害を防止するために、
それらを「特定外来生物」等として指定し、その飼養、栽培、保管、運搬、輸入等について
規制を行うとともに、必要に応じて国や自治体が野外等の外来生物の防除を行うことを
定める法律。通称「外来生物法」が施行されました。
外来生物法 環境省自然環境局HP  外来種図鑑 FLASH版
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by tutinokai | 2005-09-18 15:46 | いのちの環

charlieさんのクモのはなし 〜 秋の女王 〜

d0021152_0473870.jpg稲穂の上を通り抜けてゆく風。
稲穂が同じ方向に揺れています。

稲穂の上には、スズメよけのネット。
ネットと稲穂を結ぶのは蜘蛛の糸。

8月、コガネグモは大きな巣を張っていた。
9月、稲穂の上にはジョロウグモの巣。
「秋の女王」、ジョロウグモ(女郎蜘蛛)

前方に、エサなどが残る網、
真ん中に、ジョロウグモのメスの大きな網、
後方に、小さなカラダのオスのいる網、
3段の巣になっています。

田んぼの風の通り道と、同じ向きで、
すべてのジョロウグモが3段の順番、同じく巣を張っています。

私は思いました。風に運ばれた餌(虫)をキャッチするから前方にエサの巣なんだ、と。

実際は、真ん中の目の細かい糸が張られた網が、
縦糸は粘り気がなく、横糸に粘り気があり、虫がからみつくようになっていて、
そこでかかった虫を食べ、食べ残しを前方の網に運ぶのだそうです。

オスはカマキリ同様、大きなメスに食べられてしまわないように
エサもほとんど食べずに、じっと居候を決め込んで、
メスが成体となって訪れる恋の季節を待っています。

そして、
10月半ば、交接(交尾のこと)を終えたメスは巣を離れ、
木の葉や幹に楕円形の白い卵嚢を付け、その中に500個ほどの卵を産みつける。
そして、卵嚢が目立たないように枯れ葉を張り付ける。

卵で越冬し、5月半ばに誕生した子グモは木の枝にのぼってゆき、
おしりから糸を出し、その糸を風に流して枝先から糸に乗って旅立ってゆく。

風に乗って旅立ってゆく子グモの姿は、里山の春の景色。みてみたいです。

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こちらは、8月に成熟するコガネグモが、
9月に産んだ卵嚢。
おとなりの田んぼにて。

だけど
もうすぐ稲刈りでネットははずしてしまうヨ。
そのトコロ、なんとも...な気持ちになります。
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by tutinokai | 2005-09-18 15:45 | 田んぼの生物

雑木林から 9/18

d0021152_11455530.jpg雑木林から4番田んぼのながめ

 どっどどどどうど どどうど どどう
 青いくるみも吹きとばせ 
 すっぱいかりんもふきとばせ 
 どっどどどどうど どどうど どどう

二百十日から二百二十日。
風の又三郎やってきたかな?

d0021152_1271936.jpg野分(のわけ:台風を含む秋の強風)を
受けて、稲は少し倒れもしましたが。


雑木林からみる田んぼは黄金色。
実りの秋を迎えます。
草木に露宿る、白露を迎え  
金南風吹く、秋分の頃
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by tutinokai | 2005-09-18 15:41 | 谷戸歳時記

hunter

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カマキリが、
ねらいを定めた先にいるのは...



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イナゴです。
イナゴはまだ、カマキリの存在に
気が付いていないようです。



d0021152_003528.jpgd0021152_013891.jpgそして... !!!
イナゴは、かたあしを食べられてしまいました。
けれど危機一髪、畦の草っぱに飛び跳ねました。
昆虫界のハンター、カマキリ。

食べ終わったカマキリ... 

「カマキリは動いたものはすべてエサだと思う」

d0021152_833090.jpgそれではと。カマキリの前で、
もっていたタオルを動かしてみました。
カマキリ、タオルをみています。

その後はどうなったか。
あ!っと思ったときはすでに遅し。
私の肩に飛んできたカマキリ。
「ぎゃあああ!」
狙った獲物は私になってしまいました。

そうでした。
「カマキリが獲物への攻撃にかかる時間は、0.2秒」
コワカッタです... (私の声を聞いた周りの人。「ナンダナンダ!? ヘビか??」と言っておりました。)
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by tutinokai | 2005-09-18 14:45 | 田んぼの生物

田の守り人

d0021152_822651.jpg稲穂が頭を垂れてきて、金色の風に揺れる田んぼです。
周りの木には、チュンチュンすずめ。
すずめは集団でネットに降りて、重みをかけて
ユッサユッサとネットを揺らし、
お目当てのお米を食べようと...

そこで登場するのが、田の守り人。
案山子です。
「土の会」の今年の案山子は、
このニッポンの首相であります。
タイトル「小泉さんは今」


今のこの日本の姿を、姿勢を、どうか胸を張って誇れる国へ。
生まれ来る子どもたちのために。この田んぼからみえてくるものがあるような気がします。


他の田んぼもウォッチングしてみましょう。
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                案山子まつり開催中です♪
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by tutinokai | 2005-09-18 13:01 | 田んぼ通信

水抜きのさき

水抜きのために掘った溝。その上を二匹のトンボが飛んでいます。
photo / 左:シオカラトンボ(オス) 右:シオカラトンボ(メス)別名をムギワラトンボ

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水抜きをして田んぼの水の通り道。水たまり。
尾っぽをちょんちょん、ムギワラトンボ
卵を産んでいます。
(写真ちとみにくいですが...)

卵は田んぼの土のなかで、卵で越冬します。
また田起こしの春に...


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こちらは同じ、
ムギワラトンボが卵を産んださき
水抜きの通り道。
他の場所より湿った土。
キリギリスが、
湿った土の上で動けなくなっていました...


いのちが生まれるところ、死するところはおんなじ、ここ。田んぼです。
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by tutinokai | 2005-09-18 11:55 | いのちの環

水抜き

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柿の葉がひとつふたつ色づいて。
実りの秋のはじまり。
おじぎをした稲穂の中で、
実りの感謝を想いながら、もうひと仕事。

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田んぼの水抜き
田んぼの縦横に、苗を抜いて鍬で掘る。
その窪みを水が通り、水を逃がす。水を減らしていくことで登熟向上していく40日間。
空気中の炭酸ガスと、根から吸収した水と太陽の光を利用してデンプンは作られる。
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by tutinokai | 2005-09-11 08:45 | 田んぼ通信