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水のなか

田植えから40日目。
代かきをして、水を張り20日前後にミジンコ(微塵子)が泳いでいるのを確認。
そして40日目の今、ミジンコより少し大きな生き物たちをみつけました。

3年目の田んぼ、去年は気がつけなかった小さな生き物たちをみつけた時に、
またひとつ、田んぼの「かんじん」に近づけた気がして、ほっこり♪

d0021152_1604124.jpgエビのような生き物が動いています。

「フタバカゲロウ」 カゲロウの仲間です
カゲロウは、蜻蛉、陽炎。

フライフィッシングで使用する
疑似餌(フライ)で、
カゲロウの羽化の姿を模したものも
あるそうです。


成虫は、フワフワと浮遊(蜉蝣とも書きます)し、餌を取らず、水中に産卵すると
短いその命を終えるといわれる。
「儚さ」の象徴でもあるようなカゲロウです。

ですが、実際は、生涯は半年から一年程度であるとのこと。
昆虫としては短いものではないそうです。


d0021152_15594355.jpg田んぼの水のなか、
すばやくオール状の大きな後ろ足を動かして
大いそがしの生き物がいました。

「コミズムシ」の仲間、
エサキコミズムシ、コミズムシ
ハラグロミズムシのいずれかなのですが、
同定するには、顕微鏡で微細な特徴を
観察する必要がある程似ているため、
とりあえず、コミズムシの種ということで。

翅の下に空気をためて呼吸をする。脚でしがみついて体を水底に固定する。
固定しないと、呼吸のためにためた空気の浮力で浮いてしまう。
そのため、別名を風船虫(フウセンムシ)というのだそうです。

だから、大いそがしで、動いているのでしょうか?
すごい勢いで、動いてます!

ちなみに補足トリビアですが、
某テレビ番組で、「水虫という虫がいる」ということで、73へえ獲得したらしいです。


d0021152_110932.jpgどじょっこもいました。
上からみただけですが、
スジシマドジョウ(筋縞ドジョウ)と
思われます。

エサは、有機物やミジンコです。
ミジンコやドジョウがいるということは
農薬を使わない田んぼであることの指標。


ドジョウの産卵数は4000〜2万個。
今までみつけた生き物のなかで、産卵数はトップランク。
産卵数が多いのはきっと、それだけ他の生き物のエサになってしまうということを
見越してのこと。命を紡いでゆく生き物の知恵。

ミジンコやフタバカゲロウ、コミズムシ。
ドジョウがたくさんいる田んぼになるといいなあ。
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by tutinokai | 2006-06-29 15:04 | 田んぼの生物

田んぼカモさん 2006

d0021152_1454986.jpg父さん 母さん 赤ちゃん
田んぼカモさん
親子3羽で 仲良く 田んぼを散策中

池を泳いで、いざ田んぼへ
田んぼを動き回って
田の草や虫をついばみます。
田んぼには
カモさんのごはんがたくさんあるのです。

↓株間をすすんで、ゴハンを探します     ↓畦をのぼって... チビちゃんかわいい♪

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↓後ろ姿 3ショット。素敵♪         ↓いよいよ4番田んぼの近くに

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↓まずはお母さんが入ります         ↓赤ちゃんカモもスイスイ泳ぎます

d0021152_2114254.jpgd0021152_2115464.jpgようこそ4番田んぼへ おいしいゴハンはあったかな?

↓風に揺れる稲 すくっと、かっこいい母さん  ↓気ままな 父さん
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d0021152_2264268.jpgまた畦をあがって
カモさん親子は、池に戻っていきました。

今年は、子どもが1羽。
1羽なのは、少ないのだそうです。

無事、おっきくなってね。

カルガモは田植えが終わった頃から初夏にかけてやってきます。
稲が育って、水を抜いた田んぼの頃には見かけなくなります。
何処にいくのかな?
それまで皆で、カモさん親子を見守っています。
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by tutinokai | 2006-06-29 13:45 | 谷戸歳時記

もうまちがえないゾォ

ムクノキとエノキ
葉を茂らせてきたところで、葉っぱをみくらべながら復習しましょう。

↓こちら ニレ科ムクノキ属「ムクノキ」    ↓こちら ニレ科エノキ属「エノキ」
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    卵形(狭卵形)単葉     *全体の形*     楕円形(広い卵形)単葉
         枝分かれ      *葉脈*      枝分かれ
         鋸歯       *葉の縁*      全縁、歯牙
         尖鋭頭      *葉の先端*     尖鋭頭
     円形(広いくさび形)   *葉の基部*     左右不同
       洋紙質(やすり)   *葉の厚み*     洋紙質
         互生       *葉のつき方*    互生
      ざらざらしている    *触った感じ*    つるつる(つやあり)
         みどり       *匂い*      みどり
       基部から3本の葉脈     *その他*      基部から3本の葉脈
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by tutinokai | 2006-06-25 15:08 | ムクノキ&エノキ日記

山の雫

5月、まだ葉が出ていなかったムクノキ。
6月、ぐんぐん伸びています。

↓ムクノキ 6月11日      ↓ムクノキ 6月25日
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d0021152_0212946.jpgムクノキの若葉
きれいな緑色

枝と枝を結んで
小さなクモがおしごと中です

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エノキも若葉を広げています。

↓エノキ 6月11日       ↓エノキ 6月25日
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d0021152_028168.jpg雨の一滴一滴が集まって
エノキの葉の先に ひとしずく

葉の裏で虫たちは 雨宿り

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 アカボシゴマダラの幼虫あかちゃん  
↓寒い冬を越えて、春にまた活動開始です。   ↓ハエも、ひとやすみ ひとやすみ

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by tutinokai | 2006-06-25 14:35 | ムクノキ&エノキ日記

田の草

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田の草
といえば、コナギ!ですけど
田の草とり中に、
いろんな田の草をみつけました


↓イボクサ?                 ↓アゼナ?             
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田の草調べ
同定がむずかしいです...

そして、抜いてしまいましたし...

また来年、コナギのように
たくましく生き延びて
初夏、また姿をみせてくれるでしょうか
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by tutinokai | 2006-06-25 14:29 | 田んぼの植物

初夏の畦

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春に花咲いた畦の植物 種を落として
きっと次世代のロゼットいっぱい

草刈りしたからこそ
成長しやすくなった植物も


↓アゼムシロ ピンクの花が愉しみです     ↓トウバナ(塔花)の花が咲きました
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↓星のかたちの黄色い小花
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田んぼの畦の植物たちは
人の作業に良くも悪くも作用されながら たくましく生きています

すべてはその種を いのちを 受け継ぐために
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by tutinokai | 2006-06-25 13:54 | 田んぼの植物

トンボ田ものがたり

d0021152_22299.jpg田植えから1ヶ月。初夏の田んぼ。
この時期なので、
赤トンボ(秋アカネ)のヤゴと思われます。
稲刈りの後の田に、
産みつけられた卵が、
水を張られた田んぼで孵り
初夏、巣立っていきました。

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暑い夏を涼しい山で過ごし、
秋の田に戻ってくるといわれています。

稲刈り後の、赤トンボの飛ぶ景色は
ニッポンの美しい景色、懐かしい景色。
トンボのいることの豊かさ。
            photo / 2004.10
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こんな昔話を知りました。

 むかし、ある村に、
トンボ田と呼ばれている田がありました。
田植えが終わって、暑い夏がくると、
トンボ田にはいつも赤トンボが
いっぱいに舞い飛んでいました。
トンボ田では、まわりのほかの田んぼと違って、
ウンカという大害虫が発生して、稲を枯らしてしまうことなんてありませんでした。
 ある年のこと、梅雨になっても雨が降らず、ウンカが田んぼに飛んできません。
お百姓たちは言いました。
「雨が少ないのは困ったものだが、ウンカがやってこないのはせめてもの幸いだ。」
トンボ田のお百姓は怒りました。「馬鹿を言うんじゃない。
ウンカが飛んでこないと、大変なことになるぞ。ウンカは田んぼのこやしなのに」
ほかのお百姓たちは笑いました。
その年はウンカの被害もなく、米は豊作でした。
「トンボ田さんは心配しすぎだよ」そう言われて、トンボ田のお百姓は黙りました。
 次の年になりました。順調に雨が降り、田植えも終わりほっとする間もなく、
ウンカがびっくりするほど飛んで来ました。
やがて、村の田んぼが、ウンカの大発生で、どんどん枯れていきました。
「どうして今まで一度もウンカでやられたことのなかったトンボ田までも、枯れたんだ」
とみんなはささやきました。
d0021152_0362060.jpg トンボ田のお百姓は言いました。
「去年、ウンカが飛んでこなかったから、
ウンカを食べたりする益虫や、ウンカに
寄生する益虫が死に絶えたのだろうな。
トンボもエサがなかったから、
減ってしまった。だから今年は
ウンカだけがすくすく育つ田んぼに
なってしまったんだ。」
まわりのお百姓はうなずきました。
「そう言えば、夏虫はこやしになる、
と言われていたのは、このことだったのか」とため息をつきました。
 それから、みんなで、虫たちが増えるようにと努めたのですが、
トンボがもとように飛び回る田んぼになるまでに、五年の年月がかかりましたとさ。


  参照文献:「田んぼの学校 入学編」宇根豊 著 企画/農村環境整備センター(農文協)

土の会white 2005.6
「自然のバランス」 「ヤゴvsオタマジャクシ トンボvsカエル」 「赤とんぼの唄」
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by tutinokai | 2006-06-25 13:45 | いのちの環

株元 葉の上 茎の中

 象さん(稲水象虫)              幼虫いっぱい。稲もコレにはお手上げ
↓稲の葉を食べている主はこの象さんです。   ↓コブノメイガ?(苗を補植しました)
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↓緑の稲に目立っています。ヨコバイの仲間? ↓雨粒とナミテントウ
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貝の巻き方から
サカマキ貝(逆巻貝)。
稲の水面際にいるのが、お好みです。
卵はコナギに産んでいます。

土の会white2005.6 「コナギにたまご」
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by tutinokai | 2006-06-25 13:26 | 田んぼの生物

水上散歩

草とりの作業のために、水を少し抜いたところです。
水のなかの生きものたちが顔を出したり、
「これは!」とばかり、土の上を活動している生きものや。

↓貴重なマルタニシ(4番田んぼに数匹です)  ↓オタマさん くるしそう...
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マルタニシ(丸タニシ)は、田んぼのお掃除屋さん。
田んぼをきれいにしてくれます。
ゆっくり道筋を描きながら、土や稲に付着した藻類などを食べます。
タニシは「田主」。水の精霊の化身だそうです。
4番田んぼには、1匹みかけました。小さな田んぼの守り主です。


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アオバネアリガタハネカクシ(青葉蟻型翅カクシ)
ごはん探しかな?
翅が濃い紺色で、隠していてみえないことから
この名前がついています。
自然界では、カラダが朱色系をしているのは、
毒虫特有のサイン。
噛まれないよう注意!

d0021152_827840.jpg稲の葉から落ちた様子のヒメジャノメの幼虫。
食草はもちろん、イネです(イネ科)。

蝶になった姿は、目玉模様のアレです。
みたことはあったけれど、
田んぼにまつわる生きものとは
知りませんでした。
成虫の写真は、コチラをクリック「蝶の図鑑」
(ジャノメチョウ科、ヒメジャノメで検索のこと)
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by tutinokai | 2006-06-25 13:21 | 田んぼの生物

畦散歩

畦にヘビがやってきました。突然の訪問に、どっきりですが。
アオダイショウと思われます。
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畦の草刈りをしていると
ぴょんぴょん飛ぶのはバッタです。

生きもの賑わう初夏の畦です。
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by tutinokai | 2006-06-25 11:13 | 田んぼの生物