<   2007年 03月 ( 9 )   > この月の画像一覧

種籾 種浸け中

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タネツケバナ(種漬花)の咲く頃に

d0021152_21451130.jpg塩水に浸し、籾を選別する
「塩水撰(えんすいせん)」を経て、
籾はぬる水に漬けられています

「塩水撰」 土の会white2006.3

桜の花びらが、
舞い降りました

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種籾を水に浸け、芽だし(実は根)。

水温が毎日積算し、100℃になる頃
いよいよ
種蒔きになります。
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by tutinokai | 2007-03-31 14:42 | 田んぼ通信

その先の未来へ

3月のムクノキとエノキ
3月は、ムクノキもとい!エノキが、ここに植樹されて3年になりました。

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植樹する木を、「ムクノキ」と決めたのは、
この丘に、里山らしい木を植え、熟した実は、鳥(ムクドリ)も食べられるようにとの理由

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何百年も生きるこの木。
植えた私たちの人生と重ね合わせ
お孫ちゃんの世代、そのまた次の世代へと
思いを巡らせて。
この木が、切られることなく
この里山で大きく成長してゆける環境を、
そんな未来を、引き継いでゆけるようにと。

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おいしい実を結ぶのは
まだ先のムクノキとエノキ。
だけど、こうして虫たちにはすっかり認識。

ここに在る理由が
ちゃんとあるんですね。
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by tutinokai | 2007-03-18 15:06 | ムクノキ&エノキ日記

3月の畦

d0021152_22111061.jpg3月の畦
白い小花のタネツケバナ(種漬け花)が
一面に咲いています。
畦にも、田んぼのなかにも
タネツケバナとスズメノテッポウが広がる3月。


↓タネツケバナ(種漬け花:アブラナ科) ↓スズメノテッポウ(雀の鉄砲:イネ科)
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田んぼにまつわる植物 ↓タガラシ(田辛子:キンポウゲ科)
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花が咲いているのは 

↓オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢:ゴマハノグサ科)     ↓ノミノフスマ(蚤の衾:ナデシコ科)d0021152_22345468.jpgd0021152_22351571.jpg

↓オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草:ナデシコ科)↓ハハコグサ(母子草:キク科)
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d0021152_2358577.jpg花穂がついた

←スズメノカタビラ(雀の帷子:イネ科)

ハルジオンとヒメジョオン。咲く時期も違います。
お姫様(ヒメジョオン:姫女苑)は遅れてやってきます。

↓ハルジオン(春紫苑:キク科)     もうすぐ花が咲きます
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↓ヒメジョオン(姫女苑:キク科)    花芽はまだ固そうです
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まだ葉っぱだけの状態の畦草たち

↓オオバコ(大葉子:オオバコ科)        ↓オオジシバリ(大地縛:キク科)
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↓トウバナ(塔花:シソ科)           ↓ヘビイチゴ(蛇苺:バラ科)
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by tutinokai | 2007-03-18 14:12 | 田んぼの植物

ふゆみずたんぼ たくさんのいのち

4番田んぼのお話ではないのですが...
d0021152_2195563.jpg「ふゆみずたんぼ」という言葉があります。
その名のとおり、冬も水を張っている田んぼです

冬にも水を張られた田んぼは、
水生の生き物たちが、越冬できる田
ヤゴで越冬するオニヤンマやシオカラトンボが
生存できる田

ドジョウも悠々、冬を越せます。

d0021152_21102150.jpg舞岡公園の冬の田んぼは、
稲刈り後そのままに乾田です。
生き物たちのために
ふゆみずたんぼとしている田んぼを設けています

やってきたのは、エサを探してきたコサギ。
ふゆみずたんぼがあることを
ここに求めるもの(エサ)があることを
コサギはちゃんと知っています

コサギは、この田んぼに落とし物(フン)をするかもしれません。
そしてその贈り物(落とし物)はまた、
田んぼの生き物を、土を、
育んでくれることでしょう

コサギのような大きな鳥は、
田んぼを巡るいのちの環(食物連鎖)の頂点に位置する生き物。
コサギは、その身体を維持して、いのちを守ってゆくのに、
たくさんのエサ(=他のいのち)を食べなくてはいけません。

食べられる運命にもある生き物たちが、
コサギより、たくさんたくさんいなければ(生きていなければ)、
コサギ自身も生きてはいられない。

生きものいっぱい、ふゆみずたんぼ。
よかったね。
コサギ君。たくさんのいのち。

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こちら
乾田である4番田んぼ。

田んぼのなかにもミミズ。
水のなかでは生きることができないミミズ。

良い土にしてくれるミミズ。
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by tutinokai | 2007-03-18 14:08 | いのちの環

田んぼに落ちた卵の行く末

カマキリの卵が割れて田んぼに落ちていました。

『なぜだ、なぜなんだー?』

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この卵(正しくは、この中にひとつひとつの卵が
入っているので、「卵鞘(らんしょう)」
又は卵嚢(らんのう)という)は、
その形から、オオカマキリの卵。

カマキリの卵鞘は、
大きさや形がその種ごとに違うのでした。


卵鞘は、スポンジ状になっていて、触ると弾力があってクッションみたい。
そうして、空気を含んでいて、外からの衝撃につよく、中にある卵を守っている。
よく、カマキリの卵のある位置より上にその年の冬、雪は降らないといわれている。
寒さの苦手なカマキリの卵。卵鞘は、その断熱効果で、卵を守っています。

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成虫の立派なオオカマキリは、
秋の田んぼ、稲穂のなかでよくみかける。
イナゴを捕まえていたりする。

*成虫のカマキリの様子について
「鎌切 カマキリ」土の会white 2005.8
「hunter」土の会white 2005.9
「生きるための術」土の会white 2006.8

そうして、秋に卵を産む。
卵を産む場所は、低い木や、細長い枯れ草の茎。背が高く、そのまま冬を越す植物。
刈ってしまう稲には産まない。かしこいカマキリ。
田んぼの脇の水路の向こうには、セイタカアワダチソウやススキ。
オオカマキリが卵を産める環境があります。
(卵を産んだら、成虫は死んでしまいます。そうして、いのちを次の世代に託す)

『やっぱり、田んぼにあるのはヘンだなあ...?』

しかも、卵鞘は割れて落ちている。
卵鞘は層になっていて、なかに卵が産みつけられている。なので、卵はみえない。


『卵はまだ入っているのかな...?』

4月末から5月にかけて、スポンジ状の卵鞘をとかし、カマキリの赤ちゃんは出てくる。
今は3月。時期も違う。きっとまだ、卵が入っているんだろうな。


『あの、強いカマキリに天敵がいるのか...?そいつのしわざか!?』

調べてみると、いました。天敵。
その名もそのまんま、「カマキリカツオブシムシ」。
乾燥した動物質(「カツオブシ」の由来)を、カマキリの卵を、好んで食べる甲虫。
カマキリカツオブシムシは、卵をカマキリの卵鞘に産みつけ、
幼虫は、なかにあるカマキリの卵を食べて育つという。
大きなカマキリもたじたじの小さな虫。


『落ちている卵は、カマキリカツオブシムシのしわざではないみたい...』

卵鞘のなかには、卵が200個。ゆえ、200匹以上もの幼虫が孵化します。
こわいつよいカマキリも、こんなに多く卵を産む。
それだけ成虫になるまでの困難があるということ。


...まさに今、困難にあっている田んぼに落ちている卵。
『なぜだ、なぜなんだー。どうやって此処に来たのだろう...?』

生き物が運んだのでなければ、風などの自然によるものか、人の手によるものか。

...なぜ?を考えてゆくと、結局わからない。
だけど、田んぼに落ちた卵もまた運命。この卵が無事に孵るかはわからない。
いのちを繋げてゆくことは難しい。

d0021152_0473630.jpgカマキリがたくさんいるのは、
カマキリの卵がたくさんあるのは、
そのエサとなる生き物が多いということ。
いのちのにぎわいがあるということ。

いろんなハプニングがありながらも、
そうして自然は、いのちは、
その先へ紡がれてゆくんだなあ。

だからこの自然を大切にしたい。
その未来へも、ずっと。
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by tutinokai | 2007-03-18 13:20 | いのちの環

生態と保全と

d0021152_22182472.jpg鳥の巣?

いえいえ
その主は、
タイワンリスでありました。

タイワンリスは
言わずと知れた外来種の動物


d0021152_22184441.jpg今年はタイワンリスが巣づくりに?
木の皮を剥いでしまって
白い肌をした木をよくみかけました。

タイワンリス自身が悪いワケじゃないんだけれど
...
人間の罪深さを感じます。


タイワンリスについて 詳しくは 「生きとし生けるものの場処」 土の会white 2005.8
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by tutinokai | 2007-03-18 13:17 | いのちの環

春分

d0021152_1223339.jpg田んぼ沿いの木々も
芽吹きの頃で


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小谷戸の里にも
次々と春

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ウグイスの地鳴き
山桜が咲く里山

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春風の花を散らすと 
見る夢は
さめても胸の
さわぐなりけり   西行
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by tutinokai | 2007-03-18 12:53 | 谷戸歳時記

乾田だから、ミミズ

冬は水を抜いた乾田である田んぼ

そのことで、小さな生き物たちは、「住む場所」として
自分に合うかどうかの見極めをし、冬を過ごします。
水を求めて、水路にお引っ越しするもの。
乾いてゆく土のなかで、じっと水気を求めてガマンするもの。
そして、乾田だからこそ、やってきたもの。

d0021152_845075.jpgミミズは、乾いた田んぼにやってきた。
堆肥ふるいのときに、混ざってやってきた
ミミズもいます。

もし、ミミズがいなかったら...
去年の株などの分解が
それほど進まないかもしれません。
たくさん、まるっこいフンをして。
それはいい土となり、
春の田植えへと導いてくれる。

「ふゆみずたんぼ」であることでの生物多様性もあるけれど、
乾田であるからやってくる、小さな生き物たちもいるのでした。
自然のシステムは、ほんとうにうまくいっているなあと思います。
もうすぐ、水を入れるから、そのときは畦にいくんだよー。

「大地の虫 自然のクワ」土の会white 2006.2
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by tutinokai | 2007-03-18 11:44 | 田んぼの生物

水路の補修

d0021152_21183515.jpg田んぼの水が流れてゆく水路
農閑期の冬。また来る春への支度。

水路は、
草が茂って、土が崩れたり、泥が積もったり...
畦道は、土を塗って道を整備。
水路は、スコップで泥をすくって

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きれいになった水路

また小さな流れができた。
キラキラ光る砂があらわれた

ドジョウが泳いでいるのをみつけて
安心した

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田んぼは、
スズメノテッポウが伸び盛り

春は 田んぼの春は
もうすぐです

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田んぼの畦も補修 しておきましょう

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by tutinokai | 2007-03-18 10:16 | 田んぼ通信