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寒天状の卵の正体  たまご探偵♪

d0021152_2221544.jpg代かきあとの静かな水田
風にふかれて、畦のほとりには草やら藁やらが
流れて着いています

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水草に寒天状のものが着いています
なんだろう?

そこここにたくさん寒天(ゼリー)状のものはありました。
私は何かのたまごではないかと思いました。

代かきあとの田んぼには、タニシがいっぱい。
丸タニシのたまごか?と思いましたが、タニシは卵ではなく仔貝で産むとわかりました。
だから、違う。

次に思ったのは、ニホンアマガエルの卵か!? ということ。
ずっとみたことがなかったニホンアマガエルの卵。いよいよかー!
今は、カエルさんたちも大合唱の季節。
その鳴き声を聴き分けると、
シュレーゲルアオガエルより、ニホンアマガエルの方が個体数がはるかに多いのです。
今、この田んぼにはニホンアマガエルの卵がきっとあるはずです。

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こんな卵を、
以前に見たことがあります。
サカマキ貝の卵です。

サカマキ貝も水田になり、
活発に動き始める頃。

ニホンアマガエルの卵は、
卵塊ではないそうです。

んー、これは
サカマキ貝の卵のようです。
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こちらも
卵塊であることから、
サカマキ貝の卵のように思います。


d0021152_2238556.jpgでわ、こちらは?
寒天状のものだけが残っています。

たくさん田んぼのなかにあった
寒天状のものの多くは、
このようなもので、
なかに卵はありませんでした。

ニホンアマガエルの卵は、
卵塊ではなく、
ヤマアカガエルの卵のような
まるいゼリー状の中にひとつの卵が入っていて、
水草などに産みつけられるが、風などによって浮遊もする。
そして、卵は、2,3日で孵化する。(あまり見ることができないワケです...)

このまるい寒天状のものが、ニホンアマガエルの卵が孵ったあとではないかと思うに至りました。
まだ、ニホンアマガエルの繁殖期は続きます。(5〜6月)
引き続き、気にしてゆきたいと思います。
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by tutinokai | 2008-06-03 22:23 | 田んぼの生物

田んぼのなかにヒルがいるという豊かさ

生きものは、必ずそこにいるのにはワケがある。
田んぼのなかの生きものたち。いつみても発見がある。
みつめればみつめるほど、あたらしい出会いがある。

「イヤだな〜」と他では思うかもしれない。
だけど、田んぼのなかで出会うと、こう思う。
「生きものは、必ずそこにいるのにはワケがある」
だから、「イヤだな〜」より、「なんだろう?なぜだろう?」
田んぼだと、なんでも平気だから不思議です♪

そこから始まる。今年の発見の物語。
「ヒル」 みつけました。
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同定はむずかしいのですが、
「チスイビル(血吸蛭)」か「ウマビル(馬蛭)」
と思われます。

チスイビルは、
もともと人間の血が主なのではなく、
水の中の昆虫の血を吸うのが本来。

d0021152_2139336.jpg一方、ウマビルは、
吸血ではありません。
(そもそも血を吸うヒルは数十種いるうちの
3種だそうです)

 にゅ〜っと、細身になって伸びたヒル!(→写真)


d0021152_21392123.jpgチスイビルやウマビルがいるということは、
それだけ、生きものが多いということ。

ウマビルが、サカマキ貝やモノアラ貝を食べたり、
チスイビルは、アメリカザリガニに食べられたり。

田んぼのなかの小さな生きものたち。
そうしてめぐりめぐっているいのち
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by tutinokai | 2008-06-01 16:25 | いのちの環

かいかい(貝々) 田植え後15日

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田んぼのなかには、
いろんな貝たちがいます。


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反時計まわりに巻いています。
「逆巻」(さかまき)
サカマキガイ(逆巻貝)

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サカマキ貝は、外来種。
ヨーロッパうまれの貝で、
観賞魚とともにやってきて
世界各地に分布を広げた貝です。


d0021152_22405871.jpg貝にゼラチン状のものがついています。
田植えから2週間。

水が張られた田んぼ。
水性の生きものたちは、活発にうごきはじめてます。


数十個の卵がはいっているゼラチン状の卵嚢を、田んぼのなかの藻や、枝や葉に産みつけます。
稲が成長してくると、稲の茎の水際のところによく集まっています。
d0021152_22412615.jpgd0021152_2242796.jpg

d0021152_22595922.jpg小さな二枚貝もいます。
「ドブシジミ(溝蜆)」
ドブシジミ科の貝です。
シジミの仲間ではありません。
指先に乗るほどの小さな貝ですが、大人です。

他の県では、準絶滅危惧種(NT)だったりします。
4番田んぼでも、頻度としては、
よーくみてると、発見できるといったかんじです。

「いのちのリレー ②「サカマキ貝」」2005.6
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by tutinokai | 2008-06-01 10:26 | 田んぼの生物