田のなかの生きもの

d0021152_18183251.jpgどじょっこ

ドジョウの子どもも
田んぼで育っています


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稲の葉っぱがくっついています。
なんだろう?
...調査中
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# by tutinokai | 2007-06-10 15:05 | 田んぼの生物

田んぼの主 丸タニシ

田んぼにいました!おっきな貝。丸タニシ。
私は「田んぼの主」とよんでいます。
去年は、一つみることができました。今年は、2度ほどみる機会がありました。
めったに見ることができない、田んぼでも個体数の少ない貝です。
今年はきっとふえたんだ♪ そう思うとうれしいです。
タニシは「田螺」。田んぼの巻貝。
昔は食用にされ、貴重なタンパク源でもあった、里山田んぼに親しい生きものです。

「田んぼの主」として、ずっと此処で暮らしてほしいなあと思います。

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# by tutinokai | 2007-06-10 15:03 | 田んぼの生物

空中散歩

田んぼの畦をひらひら飛んでいるチョウチョに出会いました。
飛んでいるときに、はっとするほど、きれいな色をしていたのでパチリ。

d0021152_16473222.jpgチョウの名は、シジミチョウ。
詳しい名前は、
チョウ目シジミチョウ科ヒメシジミ亜科
「ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)」

その名のとおり、
美しい瑠璃色の姿をしているのは
ルリシジミのオス。

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春先から晩秋までみることのできるルリシジミ。
幼虫の食餌も、四季とりどり。
マメ科
(春フジ、夏クララ、夏〜秋クズ、ハギなど)、
ブナ科、タデ科、バラ科など。
成虫になると、フジや、ウツギの花蜜を吸う。

卵は蕾や花穂などに産卵する。


春はよく園路に咲くハコネウツギにいろんなチョウチョがやってくるのをみかけます。
里山をひらひら舞いながら、四季いろいろに食事をして暮らすルリシジミ。

田んぼの畦にもヘビイチゴ(バラ科)やイヌタデ(タデ科)が生えています。
ルリシジミの幼虫もみることができるかな?
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# by tutinokai | 2007-06-10 15:00 | 田んぼの生物

ゾウさんの一生

稲水象虫(イネミズゾウムシ)の一生を調べてみました。

稲水象虫は、アメリカからの侵入害虫。
1975年に愛知県で発生確認。現在は全国区。
元は湿地のイネ科、カヤツリグサ科の草に生息していたが、米作の普及で害虫化した。

天敵は子守蜘蛛。蜘蛛は、田んぼ(稲)を守ってくれる益虫です。

d0021152_1426160.jpgまずはおさらい。
「稲水象虫(イネミズゾウムシ)」
象のような鼻の長い口を持ち、
稲につくのでこの名がついた。

稲象虫と、稲水象虫がいる。
稲象虫 → 山間の田んぼ。泳げない。
稲水象虫 → 平地の田んぼ。泳げる。


ゾウさんは、畦や、雑木林などの枯れ草や落ち葉の下で成虫で越冬するのだそうです。
そして、春(4月下旬〜5月上旬=田植え前)に、越冬していたゾウさんたちは活動開始。
イネ科の雑草(ネザサ、チガヤ、ススキなど)の新葉を食べ始め、
田植えが始まると、いよいよ田んぼに引っ越してきます。

d0021152_14134814.jpgゾウさんは、やわらかい若い葉が大好きなので、
苗代の苗は大好物。
苗代は大にぎわいです...
苗が小さい分、
田植え後すぐの食害の跡は目立ちます。

       (photo / ゾウさんの食害痕)
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そうして、
稲など約2週間もりもり食べると、
越冬ゾウさんの産卵が始まります。

産卵は1ヶ月から2ヶ月。
水面下の稲の葉鞘内に1個ずつ卵を産み付ける。
1日に1,2個ずつ、1頭あたりの産卵数は50個。

d0021152_1414856.jpg孵った幼虫は稲の根の内部を食べてしまう。
ゾウさんの害虫たる理由は、
早苗の越冬成虫による葉の食害と、
この幼虫による根の食害。


(photo / 葉っぱの上に浮かぶゾウさん →)

(photo / 雨水の雫に包まれたゾウさん ↓)
d0021152_14143235.jpg幼虫は4齢を経て、稲の根に土繭をつくる。
発育日数は約、卵7日/幼虫30日/蛹7〜14日。

そうして新成虫ゾウさんは7月中旬頃より出現。
しばし稲株で過ごし、
成長の遅い葉(=やっぱり若い葉)を食べる。

8月下旬にはまた、越冬場所への移動し、
雑草を食べたのち、休眠に入り越冬する。


ゾウさんは、お米そして、稲作のサイクルとともに、生きていることがわかりました。
田んぼにいる生きものたちは、みんなそうです。
ゾウさんは、害虫さん。
だけど、いろんな生きものたちと一緒の田んぼがいいね。

「食うか、食われるか」土の会2005.6
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# by tutinokai | 2007-06-10 14:06 | 田んぼの生物

おたまのおなか

水が張られた「水田」で、オタマジャクシは育っています。

田んぼに卵を産む、また成体のカエルでよくみかけるのは、
シュレーゲルアオガエルとニホンアマガエルです。
このオタマジャクシは、目の位置から、シュレーゲルアオガエルと思われます。
(ニホンアマガエルのオタマジャクシは目がもっとはなれている)

オタマジャクシは、みていると、
田んぼのなかで、藻(=植物)を食べていたり、時には共食い(=動物)していることも...
オタマジャクシは植物食であること、雑食であることがわかります。

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写真では見づらいですが、
オタマジャクシのおなかは
ぐるぐるとなっています。
赤くみえるのは心臓です。

これは食性が植物食が中心だからです。
人間も雑食。人間の腸もぐるぐる。
人間と同じです。

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あと一週間もすると、足がでて、手がでて...
カエルになります。

オタマジャクシはカエルに変態して、
虫を食べる、完全動物食になります。
食性が変わるのです。


田んぼで変態したとき(手足が出て、エラ呼吸から肺呼吸にかわるとき)、
陸地(畦)また稲がないと、おぼれてしまいます。田んぼはちょうどいい♪

そして、成体カエルになると、山で暮らします。
田んぼでカエルになりたてのときから、山暮らしのなかで、
ヘビなどに食べられるキケンが待っています。
そうやって食べられてもゆくオタマジャクシ...

また春、この田んぼに卵を産みに戻ってくるのは1/2000です。


「いのちの誕生」土の会2007.5
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# by tutinokai | 2007-06-10 14:00 | 田んぼの生物

すべてのものの存在

d0021152_1649618.jpg藻のなかにいたオタマジャクシ。

稲のために、コナギをとり、藻をとる。

けれど、こうして
藻はたくさんのいのちを育んでくれる場所でもあるのです。
コナギもサカマキ貝のエサになり、
サカマキ貝はヘイケボタルのエサになります。

稲のために、コナギをとり、藻をとる。
けれど、すべてのものの存在には、つながるものがあるということを、
すべてのものの存在には、それを必要とするものがあるということを、
感じていたいと思います。


土の会white2005.6「いのちのリレー① コナギ」
土の会white2005.12「コナギの青い花が咲く」
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# by tutinokai | 2007-06-10 13:49 | いのちの環

もち米はたのし♪

d0021152_0342563.jpg炊き出し
ワッショイショイ

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もちもちのおにぎりと谷戸鍋
もち米はこうして、おむすびにも。お餅にも。

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作業のあとのみんなでワイワイの炊き出し。
「食」ってたのし♪ そんなことを思います。

市民の公共の公園。
持ち込まず、持ち出さず が原則。
餅米を選んだのは、
うるちに比べて利用が多様であることも
ひとつの理由です。
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# by tutinokai | 2007-06-10 13:33 | 田んぼ通信

畦の草刈り

d0021152_16585450.jpg代かきのときに、
鍬で泥をぬった畦(畦塗り)。

草もこれから季節が
伸び盛りです。
1回目の畦の草刈りをしました。

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刈った葉っぱが田んぼに浮かんでいました。
アカツメクサの葉っぱです。
四葉の葉っぱ。

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しあわせを結ぶ
田んぼです
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# by tutinokai | 2007-06-10 12:58 | 田んぼ通信

田の草とり

d0021152_21495131.jpg田植えから3週間
田の草とり1回目。

稲のまわりに生えてくる草を抜きます。
無農薬の米作りでは、
草を泥のなかに沈めることで
また生えてくるのを防ぎます。
草は、泥のなかで腐り、
稲の肥やしにもなってくれます。

稲のまわりに生えているのが、コナギです。舞岡公園の田んぼ、最強の田の草です。
コナギは、急速に成長し、泥のなかの栄養分を吸い上げてしまいます。
そして、まわりの稲の成長にも影響を与えます。

コナギ
1個の実には数千粒の小さな種。種は、長生き10年以上。

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苗のまわりを手でかきまわすことで、
コナギをとるとともに、泥のなかに空気(酸素)をいれます。
けど、コナギをとりきることはできないので、2週間後にまた草とりをします。

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草とりのあと、コナギが浮いているところ。
いくつかは、また根付いてしまうかも...

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ぐんぐん伸びてゆく苗です。
分けつもすすんでいます。

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雨のなかの作業が続きます
藻が一部に多く出ているので、網ですくいます。
これも、藻が日照を遮ってしまうと
苗の成長に影響することからです。


d0021152_1346759.jpg藻の繁殖は、すごいです。
なかなかとりきれない。
今年はそれを改めて実感する年でした。
藻が多かったように思います。

緩やかな棚田となっている舞岡の田んぼ。
それぞれの田で個性があり、
田の草の植生、発生の量は、それぞれです。

2週間後、また田の草とりです。
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# by tutinokai | 2007-06-10 12:46 | 田んぼ通信

イトトンボの羽化 〜苗といっしょに育ってく〜

土の会4番田んぼではないですが...

すべての田んぼの田植えがおわり、のこるは苗代にしていた田んぼです。
苗代はかたづけです。
伸びてきた苗に、たくさんみつけました。

d0021152_22404727.jpgイトトンボのヤゴのぬけがらです。
たくさん。たくさん。

d0021152_2241861.jpgアオモンイトトンボ
(青紋糸蜻蛉)のヤゴか
アジアイトトンボ
(亜細亜糸蜻蛉)と
思われます。

トンボは田んぼで
育つということを
実感します


春に田んぼに水が張られると、成虫が飛んで来て、
生きている植物の葉や茎、抽水植物(※)などに産卵する。

卵から孵った幼虫(ヤゴ)は、ミジンコなど小さな生きものを食べて育つ。
そして、田んぼの苗をのぼっていって、その年の夏に羽化してゆく。
「田んぼ外越冬型」のイトトンボです。

d0021152_22412442.jpgイトトンボは、苗とともに育っているのですね。

※抽水植物
=水生植物のうち、水底に根を張り、
 茎の下部は水中にあるが、
 茎か葉の少なくとも一部が、
 水上に突き出ているものをいう。

 稲も抽水植物だ!

d0021152_22415350.jpgヤゴのぬけがらの近くの苗に、
とまっていたイトトンボです。
羽化したばかりのようです。

ちなみに、羽化してだいたい1日以内の
体が白っぽい未熟な個体を「テネラル」とよぶそうです。

アジアイトトンボ(亜細亜糸蜻蛉)と
アオモンイトトンボ(青紋糸蜻蛉)は
とってもよく似ています。

アオモンイトトンボのメスかな??


大きさは、 アジア < アオモン

10節あるうちの腹部の青色の場所のちがいで区別できます。
アジアイトトンボのオスは、腹部第9節全体が青色。
アオモンイトトンボは、腹部第8節全体が青色。

メスは、また違います。腹部第1節の背面で区別します。
アジアイトトンボのメスは、黒色。
アオモンイトトンボのメスは、淡い色。

ややこしいところは、
アオモンイトトンボのメスは、オスと同じ同色型もいるということ。(同色型と異色型)
アジアイトトンボは、淡緑色の異色型のみです。

そして、両方のメスは、橙色から緑色に変化します。

d0021152_23292439.jpgということで、
←未成熟のメス
(photo / 土の会2006.8)


今年も、
いっぱいのイトトンボと出会いながら、
見分けられるようになれるといいな。
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# by tutinokai | 2007-06-09 13:40 | 田んぼの生物