象さんもいっしょ

d0021152_19581580.jpg稲につく虫のなかで、
田植えの頃にいちばん目立つのは
このイネミズゾウムシ(稲水象虫)。
苗代にたくさんいました。

鼻が長くて、その名のとおりゾウみたい。

ソウさんも苗と一緒に
4番田んぼにやってきちゃいました。
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# by tutinokai | 2007-05-20 10:20 | 田んぼの生物

いのちの誕生

d0021152_1504290.jpg田んぼの泥を平らにして、
水を入れてゆくときに、
土のなかにいた、
カエルはちとあわてた様子です。
土の塊がかさなる隙間に暮らしたカエル。

恋の季節を迎え、
今年も私たちの田んぼに
次のいのちを託してくれました。

d0021152_1521622.jpgシュレーゲルアオガエル

3月のおわりから6月くらいまで
コロコロコロ...かわいい声で鳴いている

3月、4月の声は
母さん、父さんたちの声。
6月頃は、きっと孵った
子どもたちの声もあるのでしょう。

泡あわの卵を田んぼに産んでひと安心の親カエルたち。
畦に上がったシュレーゲルアオガエル。畦道の向こうの水路に移動かな。

d0021152_15318100.jpgd0021152_1541471.jpg

d0021152_1553597.jpg綿アメみたいな
シュレーゲルアオガエルの卵塊

いくつかの卵をみることができました。

代かきをして水が張られて。
畦土から、どんぶらこ。
おたまちゃんが孵る頃になりました。

d0021152_1561948.jpg泡はこうしてちぎれて孵化してゆきます。

写真の右上には、クモが...

ああ、いのちってきびしいなあ。

卵塊には100から300ほどの卵。
大人になってまた田んぼに戻ってきてくれるのは
数匹...

d0021152_1564325.jpg泡のなかの小さないのち。
オタマさんの誕生です

水の張られた田んぼのなかに、
巣だってゆく赤ちゃんたち。
そこは、
食べたり、食べられたりの自然の世界でもある。

さあ、ガンバッテ!


こちらは、ニホンアマガエル。顔の黒いラインがめじるしです。
↓すいすいカエル           ↓でぶっちょガエル
d0021152_16195254.jpgd0021152_16203917.jpg

d0021152_16212685.jpg←手のりガエル

ニホンアマガエルの声は、グワグワグワッ...
夕方や、雨の日の声を聴いていると、
シュレーゲルアオガエルよりも
多くいるようです。

ニホンアマガエルも、
田んぼに100から500こ位の卵を産みます。

d0021152_16214766.jpg細いゼリー状なかに卵があって、
水草などに、からみつくのだそうです。

シュレーゲルより目立たない卵の生態。
みたことがないのも頷けます。
草とりも気をつけてやらなくちゃ。


田んぼでたくましく育ってね、デメタン。
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# by tutinokai | 2007-05-13 16:53 | 田んぼの生物

たくさんのいのちが生きる場処


代かきは、水を入れ、泥を細かくして田植えの準備。
乾田から水田へ。
びっくりどっきりの生きものたち。

d0021152_051399.jpgオケラったった
オケラは、畦土へ移動します。
オケラは、体の毛に空気をためて
つるっと浮かび、
じょうずに泳ぎます

d0021152_123967.jpg




ミミズも畦土に
移動します。
稲刈りあとの乾田の土を
良い土にしてくれました

d0021152_192842.jpg
待望の水が入りました。
丸タニシ。
乾田では、中の湿った土にいました。

d0021152_1131186.jpg





アメンボは、
乾田はその羽根で飛んで移動します。
水田になると水面をスイスイ移動します。

アメンボの大敵は、界面活性剤の含まれる水。
舞岡公園の田んぼは湧き水で、無農薬。
安心して水面を泳げます。

アメンボをみることができる恵みの水。

コモリグモ。
卵(右)が孵ると、そのままそこで子どもたちを背負っています。子守ってる蜘蛛。
水陸両用のコモリグモ。すばやく田んぼを駆け回っています。

d0021152_127142.jpgd0021152_1272816.jpg

田んぼは、人工の湿地。
田んぼのなか(水田)は、水が好きな生きものたちが住む場処。
畦際は、湿った土が好きな生きものたちが住む場処。
畦上は、乾いた土が好きな生きものたちが住む場処。
いろんな条件が揃う、接縁(エッジ)には、たくさんの生きものたちが住みやすくなる。
田んぼは、たくさんのいのちが生きる場処。
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# by tutinokai | 2007-05-13 15:52 | 田んぼの生物

食草

d0021152_12333698.jpg畦で発見。
目立ちますおっきな幼虫。

アヤモクメキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)

(たぶん)チョウジタデにいました。

調べてみると、幼虫の食草は、
バラ科、マメ科、ナス科、タデ科とありました。

d0021152_12335157.jpg
生きものにはそれぞれ好きな食べるものがある。

畦には、
いろいろな草があります

いろんな草があることは、
いろんな生きものがいられるということ。
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# by tutinokai | 2007-05-13 15:49 | 田んぼの生物

5月の畦

d0021152_21183010.jpg
5月の
伸び盛りの畦です。
いつもの田んぼの畦とは思えないくらいに
伸びた畦草たち。
人の手の入った先を思います。

4月の畦草刈りをお休みしたおかげで、
いろんな畦草の育ったところがみれました。

アメリカフウロ(亜米利加風露:フウロソウ科)も実を結び

d0021152_21164436.jpgd0021152_211715.jpg

d0021152_21231686.jpg左:ハルジオン(春紫苑:キク科)と、
右:ヒメジョオン(姫女苑:キク科)の共演。

夏を迎えると、咲いているのは、
ヒメジョオンになってゆきます。

詳しくは...
「ハルジオンとヒメジョオン ふたりならんで」土の会2007.5

d0021152_21292165.jpg
スズメノテッポウ(雀の鉄砲:イネ科)の穂。
風にのって種を飛ばして。
田んぼの水面に種が浮いていました。
種は、来年の春まで、
土のなかで眠るのでしょう。

左:キツネノボタン((狐の牡丹:キンポウゲ科)はまだあおあお。
右:タガラシ(田辛子:キンポウゲ科)は、種を結んで茶色くなっています。

d0021152_21354231.jpgd0021152_213632.jpg

ノミノフスマ(蚤の衾:ナデシコ科)は、花期がながいです。今月も咲いてます。

d0021152_2140455.jpgd0021152_2142993.jpg

d0021152_22444567.jpg
ハハコグサ(母子草:キク科)は花ざかり。
生きものたちを育ててくれる
ハハの草になってくれました。

土の会white 2007.5
「母なる草 ハハコグサ 〜天道虫編〜」
「 母なる草 ハハコグサ 〜ホソヒラタアブ編〜」

イヌガラシ(犬芥子:アブラナ科)も大きく育って、種をつけています
ありんこがあるいています

d0021152_22505335.jpgd0021152_225197.jpg

オオジシバリ(大地縛り:キク科)の花が、たくさん咲いて...
d0021152_22552319.jpgd0021152_22554454.jpg

d0021152_22571651.jpg
綿帽子が
ひらきました!

自然の造形は
ほんとうに美しい。

↓サギゴケ(鷺苔:ゴマノハグサ科)      ↓ヘビイチゴ(蛇苺:バラ科)赤い果実に
d0021152_2304216.jpgd0021152_231611.jpg

↓カタバミ(方喰:カタバミ科)    ↓トウバナ(塔花:シソ科) 伸びてます
d0021152_236422.jpgd0021152_236209.jpg

↓コケオトギリ(苔弟切:オトギリソウ科)   ↓チドメグサ(血止草:セリ科)
d0021152_23103710.jpgd0021152_2311573.jpg

↓オオバコ(大葉子:オオバコ科)       ↓イ(イグサ科)畳の草です
d0021152_23162496.jpgd0021152_23164773.jpg

↓オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢:ゴマノハグサ科)     ↓たぶんチョウジタデ(丁子蓼:アカバナ科)
d0021152_1432979.jpgd0021152_0104567.jpg

↓?             ↓? イネ科
d0021152_0122531.jpgd0021152_0125738.jpg
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# by tutinokai | 2007-05-13 15:48 | 田んぼの植物

エノキの葉っぱは大にぎわい

5月のムクノキとエノキ。新緑の季節。緑の葉っぱもあおあおを茂ってきました。

d0021152_21281264.jpgd0021152_21283325.jpg

ムクノキもエノキに少し遅れて、葉っぱが茂ってきました。
スマートなムクノキ葉っぱと、ぷっくりのエノキ葉っぱ。

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d0021152_22845.jpg
エノキの枝から、
ちいちゃな芽が出ています。
かわいいね。

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エノキの虫こぶ。
今年もありました。
そこここに虫こぶがいっぱい!

エノキの葉っぱには、いろんな虫が暮らしているようです。
その虫によって、葉っぱの使い方(食べ方)がちがっておもしろい。

にょろにょろ字(絵)を描いたみたいな葉っぱ  大きなかじったあとの葉っぱ

d0021152_2285952.jpgd0021152_2292066.jpg

巻いている葉っぱ            折りたたみ葉っぱ

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いろんな虫たちが暮らしています。

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# by tutinokai | 2007-05-13 15:43 | ムクノキ&エノキ日記

代かき、畦ぬり

d0021152_2185079.jpg代かき。
大小の泥土をかき混ぜて、
草を泥のなかに沈めて肥やしとし、
空気を泥土のなかに入れ、平らにする。
時間が経つと土が沈んで、
いよいよ田植えを待つ田んぼになる。

←代かき前の田んぼ

d0021152_21115661.jpg
←水を入れ始めた田んぼ

d0021152_2194956.jpg
←馬鍬(まんが)もどき登場
 昔は馬に付けて引かせたことからこの名前

 木の棒の両端をひもで結んだ道具で、
 田んぼのなかをひっぱり歩き、
 泥を砕き、平らにしていきます。

d0021152_21105753.jpg


とろとろ土になりました →


d0021152_21112362.jpg




←田んぼの水がもれないように
鍬で畦を塗ります。
"畦塗り三年"です。
モグラやザリガニなどが開けた穴をふさぎます。

d0021152_21124719.jpg田んぼに水が張りました。
泥が沈んで、
来週はいよいよ田植えです。

代かきをした田んぼは、
たくさんの生きものたちの住処です。

「代かき水は命のスープ」
土の会white 2005.5 

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# by tutinokai | 2007-05-13 11:04 | 田んぼ通信

蜘蛛の子を散らす

d0021152_1472513.jpg
背高く伸びたヒメジョオンの茎に、
蜘蛛の巣が張られています。
蜘蛛の巣に、
ハルジオンのわたぼうしがひっかかっています。

よーくみると、
!!!衝撃映像。うぎゃー。


d0021152_0524594.jpgd0021152_054340.jpg

「蜘蛛の子を散らす」実写版

d0021152_0531386.jpgd0021152_0533488.jpg


「蜘蛛の子を散らす」
=蜘蛛の子の入っている袋を破ると、蜘蛛の子が四方八方に散らばることから、
 大勢の者が散り散りに逃げていく様をいう。

さいしょ、何かなー?と思って、身をのり出すと、たくさんの蜘蛛の子。
びっくりして思わずしり込みましたが、地面に伝わる振動で、
パァーッと蜘蛛の子が散ったのにも、びっくりしました。
しばらくすると、また一カ所に塊になってました。
「蜘蛛の団居(まどい)」というそうです。

アブラムシなどを補食しながら、子グモたちは育ち、
「蜘蛛の子を散らして」各ポジションに着き、準備OK。
風が吹いたら、お尻から糸を出して、空へふわり。(「バルーニング」という)
もうすぐ、春風にのって、子グモたちは、この畦から旅立つのでしょうね。
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# by tutinokai | 2007-05-12 16:22 | 田んぼの生物

ハルジオンとヒメジョオン ふたりならんで

d0021152_2215196.jpg草刈りをお休みした畦の草。
こんなに大きくなりました。
はじめてみる
5月の畦の姿。

たのしいはっけんも。
せいたかノッポは、
ハルジオンとヒメジョオン。

d0021152_22161375.jpgお隣どうし仲良く。
もうすぐ混ざって咲く季節です。

左:ハルジオン(春紫苑:キク科)
右:ヒメジョオン(姫女苑:キク科)

ハルジオンの花期は、4〜5月。
ヒメジョオンの花期は、6〜7月。

花ざかりハルジオン(左)つぼみのヒメジョオン(右)。”お姫さま”は遅れてやってくる

d0021152_22171980.jpgd0021152_22174350.jpg

d0021152_22214912.jpg
咲きおわりの
ハルジオン。
こんなふうに
小さなわたぼうしになります。


ハルジオンとヒメジョオンのちがい。
(左)茎に巻くようについている葉っぱ ハルジオン。
(右)茎に巻きついていない葉っぱ、細毛が目立つ ヒメジョオン。”毛深いお姫さま”

d0021152_22203622.jpgd0021152_22205886.jpg

ちょっと神様ゴメンナサイをして...
(左)茎が中空 ハルジオン。(右)茎が中空ではない ヒメジョオン。

d0021152_22193424.jpgd0021152_22195793.jpg


「charlieさんの植物のはなし 春」土の会white2005.4
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# by tutinokai | 2007-05-12 16:12 | 田んぼの植物

母なる草 ハハコグサ 〜ホソヒラタアブ編〜

d0021152_1381171.jpgハハコグサの茎に、涙型の蛹。
みたことあるぞ〜♪
ホソヒラタアブの蛹です。
ホソヒラタアブは、
田んぼでよくみかけるちいさなアブです。

そして、
ホソヒラタアブの幼虫の好物はアブラムシ。

d0021152_1394776.jpgお隣には、花ざかりハルジオン。
ホソヒラタアブはハナアブの仲間。
成虫は花の蜜を吸います。

その模様はハチみたい。
毒のないハナアブは、そうして
ハチに姿を似せて、
身を守っているのだそうです。
たしかに、「ハチだ!!」って思うよね。

d0021152_1401910.jpg複眼がくっついていないので、
メスのホソヒラタアブだとわかります。
(目がくっついているのがオス)

アブラムシを食べて育った幼虫が、
成虫となって、ハルジオンの蜜を吸う。

畦草たちは、こうして多くの
生きものたちを育んでいるのです。


↓このときのホソヒラタアブは、♂でした。
「アブ〜ン その生と死」土の会white2006.9
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# by tutinokai | 2007-05-12 15:57 | いのちの環