人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「農と自然の研究所」主催                 「春の分校・横浜舞岡分校」開催のお知らせ

土の会では発足以来、四季を通じての田んぼの作業とともに
田んぼの生き物、畦の植物観察をしてきました。
この4月で観察も3年めの春を迎えます。

もともとの知識がないなかで、実際目でみたものを、
本やインターネットで調べたり、詳しいハカセから教えてもらったりして
知っていきました。
すると、ただ名前を同定するだけでなく、
生き物どうしの関係や、植物と生き物の関係がみえてきて
田んぼという小さな世界が、
食物連鎖のなかでたくさんの生き物が繋がり合い、
そして、人もそのなかにあり、
人の仕事(田んぼ)が多くのいのちと繋がっていることを想いました。
まるで、小さな宇宙のような...

知る、学ぶ、守るの過程が此処にあります。

この間、観察をすすめてゆく、人と自然を想うなかで、
その物事の捉え方、想いに大変共感を覚え、
また、田の虫、畦草の同定に大変参考にしたのが、
「農と自然の研究所」であり、
「国民の百姓学」「百姓仕事が自然をつくる」など多数の著書で知られる
宇根豊さん(「農と自然の研究所」代表理事)です。

そして...
農と自然の研究所の、全国の田んぼの学校などに、
昨年から参加するようになって、
いつかは舞岡に...なんて思っていたのですが、
とんとん拍子で、晴れて 「舞岡」 での開催になりました!!

宇根さんの
百姓が、作物を作るだけではなく、
トンボやカエルや、たくさんの生き物を守ること
そして、その美しい風景や、田を渡る心地よい風を生み出すことも
百姓の仕事だ! という考え方に
私は共感しています。

そこから、農薬を使わない「農」の新しい価値観を、
田んぼの生き物調査や畦草調査を提唱し、
そのやり方や、データを集め、「田の虫図鑑」の刊行や、虫見板制作、
「環境支払い」という制度的なところまで。
全国のお百姓さんへ農の心を投げかけている
「農と自然の研究所」の活動、功績はとても大きいと
私は感じています。

宇根さんの「農と自然の研究所」の活動は、
期間限定な活動で、あと3年です。
宇根さんは九州は福岡、
嶺田さんも茨城からいらしてくれる貴重な機会です。

当日の田んぼの畦草調査は、「土の会」の田んぼを中心に行います。
専門家の視点から、教えていただきます。
畦草を知る、親しむことによって、田んぼの畦草の価値、役割をみなおし、
百姓の仕事を想ってみませんか?
田の草に親しむ時間をぜひご一緒に。


日時
5月13日(日) 13時〜17時(予定)
受付開始:12時30分

場所
「舞岡ふるさと村 虹の家」
横浜市営地下鉄 舞岡駅下車 徒歩5分

集合・講演は、「舞岡ふるさと村 虹の家」の研修室になります。
講演の後、舞岡公園に移動し、田んぼの畦草調査を行います。


講演・畦草調査
・宇根豊さん(「農と自然の研究所」代表理事)
・嶺田拓也さん(農村工学研究所/「草花ガイドブック・春草入門編」著者)

お問い合わせ
yuima-ru_tanbo@excite.co.jp

(以下「農と自然の研究所」HPより抜粋 )

「草花ガイドブック・春草入門編」の改訂版発行を記念して、
現地研修会を開催します。
たしかに、全国各地で畦への除草剤散布が急増しています。
「美しい日本」を標榜する政治にも、この危機が見えているでしょうか。
しかし、散布する百姓を非難する資格は、日本人には誰にもありません。

しかし、生きものを一緒に涙を流すだけでは、何かが不足しています。
畦を守るために、畦の生きものを救うために、
畦草刈りという百姓仕事を支えるために、
畦草刈りへの「環境デ・カップリング」が必要です。
もちろん「環境支払い」だけが目的ではありません。
野の草に寄り添われて続いてきた
百姓の情念を再興するための、「草花調査」なのです。
今回は、そのための田んぼの学校(研修会)です。ぜひご参加ください。


「春の分校・横浜舞岡分校」 
主催:「農と自然の研究所」
参加団体:
田んぼコミュニティ「ゆいまーる」
舞岡公園 谷戸学校11期「土の会」
瀬上の森・パートナーシップ
by tutinokai | 2007-04-15 18:23
<< 根がでて 芽がでて 春が来た >>